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glassflower_7 ページ7








それは店が定休日の時のこと。






紫耀がスーパーに買い出しに行ってくると言うもんだからそれについて行くことにした。







紫「今日何食べたい?」






『ええっんー鍋とか?』







紫「いいじゃん!家にコンロあったっけ?」







私がアレしたいコレしたいと言ったら快く引き受けてくれる紫耀。







野菜を見比べている彼の姿に自分は自立してるのか、、とても自信がなくて情けなかった。







紫「どうした?」






『私って何なんだろうね』







そんな事したって現実に変化なんてそう簡単には現れない。







そうとは分かっていても、、もう癖になっているのだ。







紫「AはAだよっ」







私が不安にならないようにって優しく微笑んでは背中を摩ってくれる紫耀、。






その優しさに触れてしまうと、、人ってどんどん弱くなってしまうのだ。







『・・強くなりたいな、』








私の今の悩みはそれだ、。







過去なんて引きずらずに、今生きることに一生懸命になればいいのに、、







やっぱり私にはどうしても必要な大事な存在なのかもしれない、。






だけど紫耀は私を認めてくれる。







紫「Aは強いよ?」







もっと・・もっと早くに気付いていれば、






明るい未来は目の前にあったはずなのに、っ。






勝手に湿っぽくなっちゃって紫耀にはいらない気を使われてしまった。







紫「ほらっ野菜他に何食べたいっ?」







寂しいんだよ、ほんとは。






苦しくて、、今をここに作る事で精一杯なんだよ、。






紫耀が居なかったら、きっと今の私はここには居ない。






生きる気力なんて、そんなの人が思うよりも単純に出来ていて・・






自分の為になんてどうしてもなれなかった。







『白菜食べたいっ』







でもこうやって小さな喜びに触れれば、少しはマシかな、って。






毎日に納得しては明日が来るのに少し怯えてた。






なのに運命というのは、素晴らしいほど残酷で。







岸「あれっ、Aちゃん?」







手にカゴを持った岸くんは私達を不思議そうに見ていた。





なんで偶然って連鎖するのだろうか、。







もう散々味わってきたはずなのに、もう充分なのに、、。






・・そんな神様の罪滅ぼしなんて求めてない。







そんな気遣いができるなら、、いっその事遠くまで突き放してくれればいいのに。






そうさえも思ってしまうのだ。

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設定タグ:岸優太 , 平野紫耀 , 永瀬廉   
作品ジャンル:タレント
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林檎(プロフ) - ドラマみたいで感動しました。映像化してほしいです (2023年4月13日 18時) (レス) id: 84e97ac5a3 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 涙が止まらなかったです。。。岸くんと華ちゃんが幸せになりますよーにと願ってしまいます。。。他の作品も拝見させて頂きましたがmuheさんの書く岸くんが素敵過ぎて岸くんにどハマり気味です 笑 (2023年1月4日 21時) (レス) @page49 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - ほんとに1人号泣しました。岸くんだからこの役合ってるなって思いますありがとうございます!!こんな素敵なお話を!とても切なくて悲しい話ですが (2020年5月19日 22時) (レス) id: 9698ee50ef (このIDを非表示/違反報告)
moca - 素敵な作品ありがとうございます。何度読んでも涙が止まらず、私が読んできた作品の中で1番に大好きな作品です。こんなに作品で泣いたのは初めてです!素晴らしい作品を書いて下さり、ありがとうございました! (2020年4月5日 21時) (レス) id: 039decc541 (このIDを非表示/違反報告)
- 岸くんの素敵な人柄がそのままに出ている作品で、お話の内容も、本当に素敵で、読んでいて涙が止まりませんでした。今まで読んできた作品で1番感動しました。その作品を書いてくれて、本当にありがとうございます! (2020年4月3日 15時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年10月11日 19時

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