幼なじみ_18 ページ18
･
『う、ん』
そんな短い頷きも、喉の奥で引っかかる。
怖いんだ、どんな反応するのかな？って･･そしたら
岸「なんだよっ、勿体な」
そんな事言いながらホッと肩を撫で下ろしていた。
そういうところ、いちいち思わせぶりで本当に腹が立つ。
こっちの気も知らないで良くもまぁ･･なんて苛立っていても
岸「･･なぁ、」
『ん？』
彼の声を聞くとどうでも良くなってしまう。
呆れるくらい、恥ずかしいくらい、、
私はとっくに彼色に染っているのだ。
ちょっとの間を空けて、、
また変な空気が流れた。
何を言われるのか構えていれば、
岸「お前、俺の事どう思う？」
そんな急な問いに戸惑ってしまう。
『えっ、急に何？』
岸「いや･･気になったから」
もう、そっと探りを入れるより、
口で聞いた方が早いのは分かっていて･･･
この際、過程は別として結論を急いだ方がいいのでは？と考えた。
『ねぇ、優太』
岸「ん？」
だから、前置きなく聞いてみた。
『なんかあったの？』
岸「････」
黙り込む君は嘘なんて下手すぎて付く事が出来ない。
そうやって黙り込むから図星だって分かるのは当然。
何よりも･･
岸「ふはっ、やっぱりAは俺の事見てんなっ」
目線を下にしたと思ったら優しく、でもどこか弱々しく笑って見せた君、。
『何かあるなら言ってよ･･隠されてるの、めっちゃ気持ち悪い』
そんなの優太らしくないから背中を押す。
なのに、
岸「俺さ、」
『うん』
岸「････引っ越す、かも」
『･･え、ッ？』
思わず言葉を聞き返した、。
そんな言葉予想なんてしてる訳なくて･･
でも優太の顔を見ればそれは本当なんだって分かって、、
引越し先は会うにはかなり遠い距離、、
そんなの、、話が違うよ、ッ。
『かもって･･確定じゃないの？』
でも、そこをちゃんと聞き逃さずに聞いてみた、。
すると、
岸「お前に任せるって言われた･･」
今の家に残るかどうか･･それは優太次第らしい。
曇った表情の優太を見れば、きっと迷ってるんだと思う。
だけど、私の中で考える選択肢は片方だけで、、残る、よね？
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涼杜兄妹(プロフ) - まっすぐすぎる岸くんの言葉が素敵でした！！一生って言い切る岸くんカッコ良すぎます！muheさんの作品だいすきです！これからも応援しています♪ (2020年11月4日 18時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
あお - インスタもフォローさせて頂いてます！お話の続きすごく楽しみにしてました！廉くんの屋上の去り方が、切なすぎるけどかっこよくて胸がギュッと締め付けられながら、泣いて読んでしまいました。体調にはお気をつけてください。またお話読めるの楽しみしてます！ (2020年11月3日 23時) (レス) id: 3b6d47bc82 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - とても素敵なお話ですね！面白いです！続きがすごく気になります！更新楽しみに待ってます！！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 039decc541 (このIDを非表示/違反報告)
めい - とても面白いです！続きがすごく気になります更新頑張ってください (2020年4月15日 22時) (レス) id: f4173813d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新ありがとうございます！待ってました！また続きが気になります！ (2020年4月9日 17時) (レス) id: d8f95672aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年9月29日 0時
