幼なじみ_15 ページ15
･
普通に楽しいよ？
だけど、さ･･
『優太、今頃何してるかな？』
一度気になり始めたらとことんそうなる。
お肉を食べながら隣の廉を話し相手に利用する。
やっぱり頭の中はいつだって優太でいっぱいなんだ。
廉「そんなに気になるんやったら電話すればええやん」
『いや、それはちょっと』
渋っていれば、ああ言えばこう言う、。
ブツブツそんな愚痴を零された。
廉「ほんっま気難しいわ、ほら、貸してみ？」
『ちょっ』
私からスマホを取り上げるとすぐさまLINEを開き始めた廉。
『ねぇ、何する気？』
薄々気付いてはいるけれど･･
廉「決まってるやん、優太に電話すんねん」
既に通話ボタンを押している廉。
確かに気にはなる･･
だけど毎日一緒にいるのにわざわざこれだけの為を理由に電話だなんて、、
ウザがられたらどうしよう、。
優太が人をウザがったりとか、全くと言っていいほど想像はつかないが。
何故か廉からスマホを奪い返す力は残っていなくて
ただただ静かに響くコール音に心臓の音を大きくしていた。
廉「あっほら」
画面に通話時間の表示がされたという事は、まぁ相手が電話に出たということで
電話越しに聞こえてくる優太の声、。
隣の廉は"ほら、はよっ！！ "と口パクで私を急かす。
だからとりあえずそのスマホを自分の耳に当てたのだが･･
『もしもし』
岸「･･A？」
『あ、うん、』
岸「どうした？」
何喋ったらいいのか人見知り並に分からない。
隣の廉を目で追いかければガッツポーズで応援をされる始末。
さて、何を頑張ればいいのだろうか･･
電話越しに感じる変な空気感、。
何とかしなきゃと言葉を探す。
『あ、楽しんでる？』
ゆっくりご飯とか出来たのかな、？なんて、、少なくとも気には掛けた。
なのに、、
岸「あぁ、･･もう帰ってきた」
『は？』
まだ家に帰るには早い時間･･夕方の鐘が鳴ったばかりである。
それは電話越しに廉の耳にも入っていたらしく･･
また口パクで " ここに誘え "とか何とか言われてしまった。
そんなの無理すぎて首を横に振る。
岸「なぁ、今からそっち行ってもい？」
まさか優太から言われるなんて、。
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涼杜兄妹(プロフ) - まっすぐすぎる岸くんの言葉が素敵でした！！一生って言い切る岸くんカッコ良すぎます！muheさんの作品だいすきです！これからも応援しています♪ (2020年11月4日 18時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
あお - インスタもフォローさせて頂いてます！お話の続きすごく楽しみにしてました！廉くんの屋上の去り方が、切なすぎるけどかっこよくて胸がギュッと締め付けられながら、泣いて読んでしまいました。体調にはお気をつけてください。またお話読めるの楽しみしてます！ (2020年11月3日 23時) (レス) id: 3b6d47bc82 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - とても素敵なお話ですね！面白いです！続きがすごく気になります！更新楽しみに待ってます！！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 039decc541 (このIDを非表示/違反報告)
めい - とても面白いです！続きがすごく気になります更新頑張ってください (2020年4月15日 22時) (レス) id: f4173813d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新ありがとうございます！待ってました！また続きが気になります！ (2020年4月9日 17時) (レス) id: d8f95672aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年9月29日 0時
