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cinderella_57 ページ9







ギュッと手に籠るその感覚は私の何かをまた抉ってくる。






受け止める事の出来ない私は、果たしてどういう言葉を掛けてあげるのが正解なのか、。







『こんなに私の事想ってくれて、ありがとう』







これが私の精一杯だった。







苦しくなるって分かってて廉くんの表情を伺えば、、







廉「・・おん、」






下唇を噛んで、まだ何か言いたそうだった。







廉くんはバーテンダーさんを目の前に何を飲むかを聞かれていた。







バ「今日は何を飲まれますか?」






廉「あぁ、A何飲む?」






『え、と』







お酒の味をそこそこ楽しめる私は廉くんに遠慮をしたくなかった。







『廉くんってお酒強いの?』







大人になってお酒の付き合いと言うのも今日が初めてになる。






廉くんがどれくらい飲めるのかそもそもが分からないから本人に聞いてみたのだが、






廉「まぁまぁやな」






そんな言葉が返ってきた。







『じゃぁワイン系にしよっかな』





廉「じゃぁ俺も」







だから何も気にせずワインなんて洒落たもの頼んでしまって・・






バ「永瀬様っ、かなりお強いものですよ?」






でもバーテンダーさんの反応を見る限りじゃ、絶対普段はワインなんて飲まないんだろうなって。







多分私に合わせてくれたんだと思う。







『廉くん、飲みたいの飲んでいいよ?』








だから気を遣わなくていいようにって私なりの気配りをしたのだが、、








廉「俺はAと同じの飲みたいねん」







彼は頑なにその意思を曲げなかった。







そういうちょっと頑固なところ、岸くんと重ねてしまって、お酒を飲むとまた余計にもろくなる。







お酒を飲むと話す内容も変わるのかな、って思ったけど、






これと言って熱く語ることも無く、淡々と継続する私達の微妙な距離感と関係。






廉くんは顔を赤くしないからすぐに気付けなかったんだけど、、





意識はしっかりあっても喋り口調が遅くて、眠たそうで、。






『廉くん、もしかして酔い回ってる?』






顔色が悪いから具合悪くさせてしまったのかな、と。





スーツ越しに彼の背中を優しくさすると







廉「触らんといてよ、ッ」






吐き出すようにして弱々しく出たのはそんな言葉で・・






廉「・・しんどいねんッ、お前の事好きすぎて」






片方の手で頭を抑えると何に耐えているのかその表情を私に隠したのだった。

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設定キーワード:岸優太 , 永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:タレント
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さとこ(プロフ) - ほんとにmuheさんの作品大好きです!どっちと結ばれても私は幸せです笑 (5月3日 0時) (レス) id: 2096cfbafb (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新頑張ってください!!!早く岸くんみたいです笑 (4月26日 1時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
岸担りりここ - 更新頑張ってください!続き気になりすぎてやばいです← (4月18日 17時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております!これからの展開どきどきです、、! (3月29日 15時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
いわたん - れんれんとも危うい方向に、、、頑張れ自分() (3月25日 15時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年11月10日 22時

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