cinderella_60 ページ12
･
仕事の日の朝ってあっという間に来るものだけど･･
頭の中はごちゃごちゃ。
昨日の事で妙に苦しんでいた。
･･というのも、
あの後は、お礼を言うと廉くんはすぐに帰って行った。
それはいいのだけれど、
父「そろそろ現実を見たらどうだ？」
そんな父の言葉から始まった。
『現実って何、？』
父「私は廉くんとの交際しか認めん」
『なんでッ、』
岸くんとの交際を認めてくれたとばかり思っていた･･なのに、結局はそう。
父「廉くんともう一度婚約しなさい」
『それは私が決めることです！！』
父「口答えするなッ、！！」
『ッ』
父「Aの幸せは私が判断する。いいな？」
そんな親がいて良いのだろうか、。
このモヤモヤをまさか岸くんに打ち明けるなんて無理で、そもそも話せる時間なんてなくて。
苦しくて、もがいてひたすら生きていた。
そんなギリギリを保ってたのに･･
女「あのっ」
『へ？』
オフィスの廊下を歩いていると1人の女性に足止めされて、、
パッと見て何となく感ずいてしまった。
私は最悪だ。だって、
女「岸くんに近づくのやめて貰えますか？」
彼女は岸くんと、同じ部署の子。
女「どうせ本気じゃないんですよね？」
『ッ･･そんな事っ』
女「わたしッ、岸くんが好きなんです」
『････』
聞いてることしか出来ない私は本当に弱い。
岸くんと付き合ってるのは私だ！、と
堂々と言えたら簡単な話なのに、。
女「まさか釣り合ってないって自覚ないんですかっ？」
そんな事剥き出しに言われたら私のメンタルはもうボロボロだ。
岸くんに見合うようにと、必死に頑張ってきたつもりなのに･･ッ、
女「貴方みたいなお嬢様は、御曹司の廉さんと大人しく結婚すればいいのにッ、溶け込めないくせにはみ出してこっちの世界に来ないで貰えます？すごい邪魔なのでっ！！」
いちいち岸くんを求めて、
だけど我慢して、必死に大人なふりしてたのに･･ッ
寂しさを埋めたくて、助けを求めたくて、
なのに親にも周りにもそれを否定されたら･･
私は、ッ、
廉「どうしたん？」
もう、彼に傷を癒してもらうしか、
隙間を埋めてもらうしか、
残ってなかったんだ。
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まなみ - どっちも応援したくなります。岸くんどこに行ってしまうのかな？すごく気になります(*´Д｀) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - ほんとにmuheさんの作品大好きです！どっちと結ばれても私は幸せです笑 (2019年5月3日 0時) (レス) id: 2096cfbafb (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新頑張ってください！！！早く岸くんみたいです笑 (2019年4月26日 1時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
岸担りりここ - 更新頑張ってください！続き気になりすぎてやばいです← (2019年4月18日 17時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！これからの展開どきどきです、、！ (2019年3月29日 15時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年11月10日 22時
