loveharassment_17 ページ17
･
絶望感に浸った午前はあっという間に終わってしまった。
昼休みを知らせるそのチャイムに何とか誤魔化せないかと最後まで粘ってみる。
なのに
廉「何してんねん、早よ準備しろや」
廉くんが目の前まで来てしまって逃げるに逃げれない。
さて、どうしたらいいものか。
『準備って･･どこ行くの？』
廉「屋上」
「早よしろや」と私を急かす彼はかなりせっかちだ。
鞄の中からお弁当を取り出し立ち上がろうとしたのだが
−−−−グイっ、。
『ちょッ、！！』
二の腕を荒く掴まれたと思ったらそのまま引きずられる。
いやいやいや、そんな事しなくても屋上まで大人しくついてくって。
けど本人に言えるわけもなく、。
自分の歩幅でズンズン歩いてくからこっちは早歩きになる。
『ねぇ私の扱い毎度雑すぎない？廉くんって女子に対して誰にでもドライなの？』
背中に暴言を吐いたつもりが、、
廉「お前女子やったん？」
『は？』
そんな喧嘩を売るような一言に居てもたってもいれず、。
頭には血が上るだけ。
『モテるからって調子のんないでもらえます？私だって一応は女子なんだけどッ！！！』
廉「自分で一応って言うてもうてるやん」
『････』
何も言い返せない。
黙り込んだ私に廉くんは少し得意げな表情で。
『ムカつく。まじでムカつくッ』
未だに手を離してくれない彼にせめてもの反抗を続ける。
そのまま屋上に繋がる階段を上り始めるから･･
『ちょっとッ･･痛いたいたいたいッ、！！』
足が絡まりそうで躓きそう、。
私はこんなに必死なのに
廉「ムカつくんやったら少しは女子っぽくしろや」
誰目線で物を言っているのか、。
ほんと、顔が整ってるからって見た目が全てじゃないからね？
『例えば？』
彼の言う女子っぽいが何なのか本人に問えば
廉「･･髪巻いたりとか？」
なんでそこに疑問符を付けるのか意味が分からない。
『朝に髪巻く時間あったらギリギリまで寝てたいんだけど』
廉「だからそれやって」
最終的には、ズボラと言われて終了。
『せめてズボラの後ろに女子付けてくんない？』
廉「それは無理やなっ」
不意に見せるその柔らかい表情･･本当に何考えてるのかわからない。
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れんれん大好き小学６年生 - やばかったです。きゅんきゅんしました。心臓やばかったです。 (2019年1月13日 0時) (
レス) id: 5a9046b055 (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - 面白かったです!題名とストーリーがとても合っていて…(*´`)次作も楽しみにしてます! (2018年10月9日 19時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 完結おめでとうございます。拗らせ過ぎてる廉くん可愛かった…私にも小中学の時にこうゆう男子がいて…好きとは言われてないけど、今思うと私の事好きだったのか？なぁんて思い出したり笑 面白かったです。 (2018年10月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 私、むへさんの小説が大好きです！特に廉くんが好きなので、ラブハラは嬉しすぎます！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 9bfda2b59c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年9月4日 12時
