rainyboy_4 ページ4
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岸「あれ、違ぇの？そう思ったんだけどなぁ」
本人は至って真面目に誰なのか予想してるけど、絶対答えにたどりつけないと思う。
だってまさか自分だなんて、思わないでしょ？
岸先輩の性格からしたら絶対にそうと見た。
岸「あ、じゃぁ俺とか？」
『へっ！？』
なのに急にそんな事を言うもんだから変な声をだしてしまう。
ふにゃっと笑った彼は私をとことん振り回す。
岸「わりぃわりぃ！！俺なんて絶対有り得ねぇよなっっ」
その絶対が有り得るのだが。
そういうの心臓に悪いからやめて欲しい、。
まぁ、それが本人に伝わるわけもなく。
部室に荷物を運び終えると岸先輩はカレンダーをめくり始めた。
岸「１、２、３、４･･５、６」
何をしてるのか分かってしまうから少し寂しくなる。
きっと部活を引退するまでの日にちを数えているのだろう。
岸「あと1ヶ月ちょいしかねぇじゃん！！うわー早ぇなぁ」
そう言いながら片付けを続行する岸先輩。
一人しかいないサッカー部の3年生、。
すごく大変そうだったけど、それと同時に沢山のものを先輩からもらってきた。
だから、この気持ちに期限が来るなんて思いたくない。
『岸先輩』
岸「ん？」
片付けていた手を止めて、わざわざ私の方を見てくれる先輩は眉をピクっとさせた。
『私、寂しいです･･岸先輩が引退するの』
至って真剣、率直に思った事を素直に伝えた。
すると口を結んで何かを考えている岸先輩。
なんて言われるのかな･･ザワつく胸に彼の言葉を待っていると
岸「俺だって寂しいんだよ？」
穴を塞ぐような言葉だった。
人懐っこくて上からも下からも好かれる岸先輩。
周りをちゃんと見てるから部員ひとりひとりをまとめられるんだ。
そんな先輩が俺も寂しいって言ってくれた。
わちゃわちゃ自分を貶す生意気な後輩が多いこの部活でも、、
やっぱり毎日の練習や日々の関わりが、大切な物になっていたらしい。
次第に部室へと戻ってきた部員たち。
私は鍵を閉めなきゃ行けなかった為、一度部室の外に出て彼らが着替えるのを待つことにした。
外は雨のせいで空気がとても冷たい。
先を考えると時々泣きたくなるくらいのものがこみ上げてくる。
気付いたら、卒業しちゃってるのかな。
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
