rainyboy_23 ページ23
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結局そのまま家まで送ってもらうことになった。
雨の音が逆に私たちの沈黙を目立たせる。
でもそんな中で口を開いたのは岸先輩で、、
岸「Aちゃんってさ、廉と毎日帰ってんの？」
そんなの考えた事なくて、何故なら私と廉の中ではそれが当たり前になっていたからだ。
それをふと記憶から読み起こせば、、
『はい、私がいつも遅いから廉が待ってるって感じです。今日は珍しく置いてかれちゃいましたけどっ』
岸「そうなんだ、」
自分から聞いといてそこまで興味のない様子。
遠くに目を配れば自分の家はもうそこまで見えていて、、案外家に着くのは早いらしい。
あんなに心臓をバクバクさせて、岸先輩の隣を歩くだけでとても緊張してたのに･･
今じゃもう少し歩きたいな、なんて欲が出ていた。
慣れない状況になかなか話が進まなくて変な反省をしてしまう。
家の前まで辿り着くとどうも流れに沿うしかなくて･･
『送ってくれてありがとうございましたっ』
玄関でペコりと頭を下げれば
岸「あっ、ちょ、待って！」
手を挙げて慌てる素振り。
どうしたのか彼の言葉を待っていれば
岸「今くらいしかタイミングなさそうだからっ」
そう言うと鞄から何かを取り出して･･
岸「はいっ！！」
それは私の前に差し出された。
それは片手の手のひらに乗るくらいのもので、可愛いラッピングがされていた。
とりあえず受け取ってはみたが何が何だか理解が不能。
『えっ、誕生日でもなんでもないんですけどッ』
岸「いや、俺が引退してもマネージャー頑張って欲しいからっ」
こめかみを人差し指でかいている彼は少し照れくさそうだった。
こんな嬉しい事があるだろうか、。
正直な話、岸先輩が引退したら燃え尽き症候群にでもなっちゃうのでは？と自分で自分の心配をしていた所だった。
まさか言葉はもちろん、形に残るものでそれを示されちゃったら永遠に頑張れる気がする。
『開けてもいいですか？』
岸「もちろんっ」
その場で綺麗にラッピングされた袋を開ければ･･
『えっ、可愛い！！』
可愛いさるのマスコットがサッカーのユニフォームを着ていた。
それはドンピシャ私好み、、というか、猿がどうしても彼にそっくりで。
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
