子犬のきんぐ_3 ページ3
＊廉サイド
紫「こりゃAちゃん、毎日溜め息ついてるね」
海「だね」
2人で会話を進めると、そうやって勝手に解釈し出す。
廉「おいっどういう事や」
問いただせば声を揃えていう。
「「甘えすぎ」」
廉「はあああああ！？」
それには黙っちゃいられない。
何やねん、甘えすぎって。
放っておかれてんねやから文句の一つ二つも言いたくなるわ。
廉「俺がいつ甘えたん」
海「ずっと甘えてるよ」
そんな真顔で言われるとちょっと怖い。
紫「飼い主の立場考えてみ？俺らと違って廉の飼い主は一人暮らしでしょ」
それを言われると言葉がごもる。
…そっか、Aは全部自分でやってんねや。
海「仕事から帰ってきて家事に犬の世話にって大変そう」
自分やって犬の癖してほんま他人ごとみたいによう言うわ。
紫「あ！迎え来たっ」
海「俺も」
廉「え…ちょ、は？」
迎えに来た2人はいつの間にか犬の姿に戻っとるし、店員来るから俺も元の姿に戻ったけど
「「わんっわんッわんわんっ！！」」
俺のこと散々言っといて、自分らも差ほど変わらんやん。
何やねん、それ。
制服を着た女の子に名前を呼ばれてすぐに抱っこされた海人。
「海人〜ただいまっ！！良い子にしてた？」
…あんなん言われたことないねんけど。
紫耀はというと、
「よしっお家帰るか！」
店主なんか知らんけど少し歳の老いた爺ちゃんに頭を撫でられていた。
いやいや、は？なんやそれ。
それから暫くしてやっと迎えに来た俺の飼い主。
ガン飛ばそうか思ったけど、両手には大きなレジ袋を二つ持っていた。
『ごめん、廉。歩いて？」
リードを手首にかけたAは俺を撫でるも抱っこもせえへんで歩かせる。
渋々自分の足でAについてくけど何買ってきたんかな、って気になってレジ袋を口でつついた。
『こらっダメ！！』
なのにそんなんばっか。
もっと言い方あるやろ。
ほんま好きになれへんわ…
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YAMAHIRO - 初めまして！続きが楽しみです♪無理のない程度で頑張ってください (2022年9月20日 11時) (
レス) id: 7302720df0 (このIDを非表示/違反報告)
みぃれん(?)(プロフ) - 更新お疲れ様です！安定な甘えたで心配性な廉くんが可愛いです更新頑張って下さい！ (2020年6月5日 1時) (レス) id: 06bd5b56c1 (このIDを非表示/違反報告)
まー - 子犬のきんぐ更新待ってました！前編からずっと読ませていただいて、ずっと楽しみにしていました！体をこわさないようにゆっくり更新なされてください！ (2020年6月5日 1時) (レス) id: 7a09436990 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 初めまして！子犬の廉くん可愛くて面白すぎて大好きです。続き楽しみに待ってます！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: 8550425678 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 子犬のきんぐすごくおもしろいです！続きも是非書いて頂けたら嬉しいです。 (2020年5月7日 21時) (レス) id: e1125a8206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2019年3月14日 0時
