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そうだ。僕は不幸ものなんだ。殴られてている内にそう自覚した。
「あ、は」
鈍い痛みも慣れからか感じなくなってきた。ただただ殴りながら次第に顔を強張らせるソイツを見る。
「あは、」
『なんだよ。』
殴るのが止んだ。
ソイツは僕のことを異様なものとして見ている。どうやら、ソイツの過虐心が満たされなくなったようだ。
何故、満たされなくなったかは知らないが痛くないならそれでいい。
「は、ははあはは！」
『ｯ、気持ちわりぃ！』
僕の顔を見たきり、ソイツは走り去って逃げた。
重たい体を起こそうと力を入れる、が痛みで思うように動かなかった。
それを見かねたアラスターさんが起こしてくれる。これ以上ないくらい上機嫌だ。
「HAHAHAHAHAHA!実に素晴らしい喜劇だ！君が魅力的なのも頷ける。こんなことなら随分 昔に契約を交わしていれば良かったね」
「.....ありがとうございます」
「どういたしまして。My doll.
あぁ、服が汚れてしまったね。具材も少しダメなったかな？」
袋に入っている具材を確認する。トマトの形が少し歪になっていたが、それ以外は無事なようだ。
「良かった。全部ダメになっていたら.....私は彼を✕✕✕しかねないからね」
瞳孔を開き、角を伸ばし、怪しい文字を浮かばせるアラスターさん。
「...そんなことはさておき早く帰ろうか！時間は有限。特に君のような若者にはね！さぁさぁ！私に掴まって！！」
「うん。」
アラスターさんの手に掴まる。
すると、一瞬にして僕のお城に帰ってきた。
「まずは、君の怪我をどうにかしようか！」
「うん」
鼻唄を歌いながら、顔や手についた血を拭うアラスターさん。
先程の様子を見て。アラスターさんを怒らせないようにしよう、と心に誓った。
・・・
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8940��(プロフ) - 金狐さん» ありがとうございます！頑張ります😊 (3月3日 21時) (
レス) id: 45150f08d7 (このIDを非表示/違反報告)
金狐 - 更新無理なく頑張ってください！応援しています！ (3月3日 17時) (レス) @page7 id: 400a780e3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8940 | 作成日時：2024年2月28日 1時
