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優吾 side
北「ふぇぇっ、だっこぉっ」
起き上がった俺の膝の上に座ってシクシクと涙を流す北斗。
「んー？変な夢見た？」
北「んっ、ほっくんっ、こあかったのぉっ」
“ごろごろどーんってね、ぴかぴかしたぁ”
で、すぐ北斗がどんな夢を見たのかわかった俺。
「あー雷か。でももうお外は晴れてるよ？」
北「んーん、かみなりしゃんいたぁ！」
「雷さんいたの。怖かったねぇ」
ご機嫌だった北斗はお昼寝のせいでまた怖がりほっくんに逆戻り。
まあ、こんな日もあるよね。
テレビを見せても、手遊びしても効果はなしってところだから、樹が帰ってくるまでグズグズ北斗にのんびり付き合うとするか。
樹「ただい……ま？」
「あー樹、おかえりぃ」
北「おかーり！！」
樹「え？なにしてんの？笑」
高地 優吾こう見えても人並みに力持ちなわけでありまして、
「えー立って抱っこは無理だってぇ」
北「いやぁー！しんたりょ、だっこぉ！」
慎太郎みたいに立って抱えろという北斗のお願いをどうすれば叶えられるのか、必死に考えて行き着いた答えは……
「おんぶならいけんじゃんって気づいたわけよ」
北「んふふっ、じゅい、おんぶたのちぃよ！」
樹「ああ、そゆこと」
食が細くなった北斗は軽々と俺の背中に背負うことができた。
「でもなんだかんだでお利口にしてたよ、北斗」
樹「そっか、よかったなぁ北斗、おんぶしてもらって」
“俺は100パーできないから”
なーんて言ってた樹だったけど、
北「ふぇぇぇんっ、おんぶちてぇ！！！！」
と、ごねる北斗に負けて結局おんぶしてあげるハメになったらしい。
北「いやああ！じゅいっ、じゅいっ！」
樹「なぁによ、ちょっとお水取りに行くだけじゃん」
北「うぁぁぁぁぁんっ」
樹「わかった、わかったから」
おまけに雷のせいで完全にビビり君になった北斗はもうひっつき虫の域を超えてるんだって。
まぁ、涙は出てないからこれは確実に嘘泣きなんだろうけど。
北「わあい、おんぶ〜♪おんぶ〜♪」
樹「ばか！そんな暴れんなって！あっ、やべっ、こ、腰とれるっ……」
んでその後ギックリ腰になったとかなってないとか。
北「かみなりしゃんこあくなぁい！ほっくんちゅよいもん！」
樹「あらほんと？なら今から来てもらおうか？笑」
北「そりぇはだめの！」
雷vs北斗の戦いはまだまだ長い戦いになりそうです。
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れい - おもしろーい 続き気になるー (2023年4月6日 13時) (
レス) @page20 id: 66ac998ffc (このIDを非表示/違反報告)
タカコ - よかったです。 (2023年3月24日 20時) (レス) @page14 id: 0a3e6a6e27 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - 失礼します。オ.リ.フ.ラ立っちゃってますよ！更新頑張ってください！ (2023年3月4日 10時) (レス) id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まある | 作成日時：2023年3月3日 18時
