恐竜ほっくん。 ページ16
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樹 side
最近、北斗にはお気に入りのものがある。
北「がおー！がおー！」
「あーら、かぁいい恐竜さんだ」
あいつら4人が悪ノリで買ってきた恐竜の着ぐるみ。
部屋で着せる分には問題ないかって着させてみたんだけど、
北「ほっくん、がおーなの！」
買ってきた人たち以上に、
当の本人は喜んで恐竜になりきってるってわけ。
別に家でならいいんだよ？俺も目の保養だし。
いつも可愛い北斗が更に倍増して可愛く見えんだもん。
でも……
北「いやぁっ！ほっくん、がおーいい！」
「だーめだって、これでお外は行けないの」
北「いやぁやっ！ほっくんこりぇ！」
あまりにも気に入りすぎて、普通の洋服じゃ仕事に行かないと駄々をこね始めちゃった。
「北斗、これはパジャマだよ？パジャマはねんねの時だけでしょ？」
北「やだぁぁぁ！がおーなの！」
マネージャーの迎えまでおよそ後10分。
とりあえず着替えだけさせればあとはスタジオでどうにかなるんだけど……
北「ほっくん、がおーいいの！こりぇやぁ！」
俺の手に持ってる洋服をポイっと捨てて、
着ぐるみのまま靴を履こうと玄関に座り込む北斗。
北「じゅい、おくちゅ、ちてぇ？」
「お着替えしなきゃお靴は履けません」
北「むぅ！ほっくん、じゅいのおくちゅ！」
俺のスリッパなら自分で履けるもんと言わんばかりに、座ったままスリッパを手に取る北斗はまぁ可愛いんだけどさぁ、
「北斗、恥ずかしいよ？みんなに笑われちゃうよ？」
北「ない！ほっくんかぁい！」
自分でもその姿の可愛さ自覚してんだ笑
なんとも北斗らしい回答に思わず笑っちゃった。
北「じゅい、おちごと！」
「はいはい、もうしょうがねぇか」
こりゃ厄介なものを買ってこられたななんて思いながら、
今日の北斗には敵わないと俺も渋々諦めることに。
ﾏﾈ「ほぇっ！？ほっくん！？」
「すいません、どうしてもこれがいいって聞かなくて…」
北「ほっくんねぇ、がおーなのっ」
流石にこの姿はびっくりしちゃうよな。
事情を知ってるマネージャーでさえ、このリアクションだもん。
ただ、北斗自身はそんなことはどうでもいいみたいで、最高に可愛さを振り撒いてんの。
「今日だけ勘弁してやってください」
ﾏﾈ「ふふっ、まぁ、よく似合ってるしいいと思いますよ？いいねぇほっくん笑」
いやほんと、理解があるマネージャーで救われたよ。
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れい - おもしろーい 続き気になるー (2023年4月6日 13時) (
レス) @page20 id: 66ac998ffc (このIDを非表示/違反報告)
タカコ - よかったです。 (2023年3月24日 20時) (レス) @page14 id: 0a3e6a6e27 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - 失礼します。オ.リ.フ.ラ立っちゃってますよ！更新頑張ってください！ (2023年3月4日 10時) (レス) id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まある | 作成日時：2023年3月3日 18時
