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慎太郎 side
あんまり派手にこぼすと証拠隠滅できないと思ったんだけど、
北「ほっくんやるの！」
なんでもやりたいお年頃ってやつ？
無理に手を貸すと泣かれそうで、それは困るからもう自分でやらせてあげるよ。
「北斗、うまい？」
北「うん！しんたろ、どーじょ！」
優しい北斗は俺にもお菓子を分けてくれるらしい。
ほんと、いい子に育っちゃって。
「ありがと、北斗」
北「どーたまちて！」
口にべったりチョコをつけて“どういたしまして”がうまく言えないほっくん。みんな、写真に残した方がいいぜ？
……ってそれは無理だな笑
北「しんたろ、ないない！」
「え、全部食べたの？」
北「ん、ないない！」
気がつけば、普段あんまり食いきらない北斗が２つもお菓子を完食。
残したら俺が食おうと思ってたけどその必要はなかったらしい。
「じゃあ、歯磨きしとこ」
北「しんたろ、やる！」
俺の膝の上に頭を乗せて、“あー”と口を開く北斗。
昔よくやってた子供番組のはみがきソングを歌ってやると、そりゃあもうキャッキャ喜んでノリノリなのよ。
北「しんたろ、はみがきじょーじゅねぇ！」
北斗が言いたいのは“はみがきの歌上手”なんだろうけど、
楽しかったみたいで何よりだな。
その後も、北斗からの“あれ歌って”とか“あれやって”で散々ギャグを連発してたらかなり夜も更けて、樹とこーちの生放送ラジオは終わっていた。
そして……
北「んぅ……」ﾁｭｯﾁｭｯ
完全に力尽きた北斗は樹の帰宅を目前にして、俺の腕の中でぐっすり夢の中。もちろんお決まりの指しゃぶりをしながらね。
「お子ちゃまにしてはよく頑張って起きてたな」
艶々のほっぺを触ると、
楽しい夢でも見てんのかなんとなくニヤッと笑った北斗。
しばらく携帯をいじりながら樹の帰りを待ってると、
案外すぐ……というか、スタジオからすっ飛ばして帰ってきたんだろうなって早さで樹が帰宅。
樹「ただいま〜……って寝ちゃったか」
「さっきね。ギリギリまで起きてたんだけど」
樹「毎度のことだけどほんと助かったわ」
なんだかんだ俺たちは毎週北斗と留守番をすんの楽しみなんだよ。
樹「ふはっ、慎太郎帰れねぇじゃん」
「ほんとだよ。力強すぎだってこいつ」
ぎゅっと掴まれた北斗の手のせいで抱っこから降ろせないことがわかり、そのまま俺は樹のお家にお泊まりしましたとさ。
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れい - おもしろーい 続き気になるー (2023年4月6日 13時) (
レス) @page20 id: 66ac998ffc (このIDを非表示/違反報告)
タカコ - よかったです。 (2023年3月24日 20時) (レス) @page14 id: 0a3e6a6e27 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - 失礼します。オ.リ.フ.ラ立っちゃってますよ！更新頑張ってください！ (2023年3月4日 10時) (レス) id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まある | 作成日時：2023年3月3日 18時
