▼87話▲ ページ44
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柊「お前が！抱いた悩みや！苦しみを、誰かにぶつけたか！？
“仲間”に、“クラスメイト”に、“教師”に！！
“どうしてもダンスがやりたい！誰か助けてくれ！”
って、お前はすがったか！！？」
甲「っっ〜…そんな事する訳ねぇだろ！！」
涙を流しながら、甲斐さんが心の叫びをあげる…。
甲「誰かにすがって何になる…。
助けてくれる訳でもねぇ…
見捨てられるのがオチじゃねぇかよッ！！！」
雪『っっっ〜！！！！;;』
もう見ていられなくなった私は、甲斐さんに勢いよ
く抱きついた…。
雪『…っそんな…そんな簡単にっ、“見捨てられる”
なんて事言わないでっっ！！！』
甲「…！！」
私は今にでも溢れそうな涙を堪えて、私は甲斐さんの肩を揺さぶった。
雪『…話を何も知らなかった私が、どうこう言う
筋合いはないけれど！！！
でもっ！！…貴方には、こんなに周りから！自分を気にしてくれる人達がいる…。
こんなに自分を気にかけてくれる人達がいるのにっ…、そんな簡単にっ、“見捨てられる”なんて言葉、
言わないでッッッ！！！！;;』
甲「ッ〜…！！！」
私はそう言って怒鳴ると、乾ききる涙がまた溢れてきた…。
私が怒鳴って甲斐さんから離れると、柊先生が
“最後の仕上げ”を始めた…。
柊「…必死にすがっても、ダメな時はある…。
どうにもならない事だって、山程ある。
でもお前には、少なくともそのチャンスがあったんじゃないのか…。」
甲「もう遅ぇ…。もう遅いんだよ何もかも！
今更どうにもならねぇんだよッ…！！」
そう言って、涙を流して泣く甲斐さんに、柊先生が
前髪を引っ張った…。
柊「甘えてんじゃねぇぞ…。お前は景山の人生を狂わせた1人なんだよ。遅いなんて言わせない…
景山の為にも、真実を明かして、明日と闘え…！」
柊「抗え！明日とか戦え！！生きてるお前には、
それが出来るんだよ…。」
先生がそう言い終わると、甲斐さんは近くにあった机を力強く押した。
柊「動画を加工したのは誰だ…。」
甲「………っ言えねぇ…。」
「甲斐〜ッ！！！」
甲「言ったら何されるか分からねぇんだよっ…。
俺がバラしたらっ…、俺の家族がっ…！！」
柊「…俺が何とかする。」
雪『…！！』
泣き叫ぶ甲斐さんに、柊先生が膝を曲げて、
甲斐さんの目線に合わして、話した…。
柊「だから俺を信じろ…。」
甲「っ〜…“人殺し”を信じろって言うのかよ…。」
涙を流して呆れたように笑うと、教室の前のドアから、さっきまでそこにいた筈のお姉ちゃんが、
ドアの前に立っていた…。
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柊&雪(作者)← - 沙月様 胃腸炎辛いっす…でも、頑張って根性で治します！！(滝汗)← (2019年2月12日 19時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - レイ様 いぶゆき…自分で勝手に考えたのに結構いいな…。(←)更新頑張りますー！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - masakataにゃんこ様 はい！！更新頑張ります！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - きてぃー様 更新遅くてすみません…。頑張って話を展開させていくので、楽しみにまってて下さい！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - コ、コメントがこんなに沢山っ！！！ありがとうございます！！！胃腸炎、早く治せるように頑張ります…。(汗) (2019年2月12日 18時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年1月23日 1時
