▼84話▲ ページ41
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-教室 夜-
あれから甲斐(?)さんが本当の事を言わずに、時が経ち、柊先生が言っていたタイムリミットが刻一刻と
近づいていた…。
「もうすぐ8時だ…。どうすんだよ…」
甲(?)「どうもしねぇよ。俺がやったっつってんだろ。」
「そうじゃねぇからここまで長引いてんだろ…！」
本当の事を言わない甲斐(?)さんに、周りにいる男の子達は気が立っているようだった…。
「お前ら、喧嘩売ってんのかよ…」
「本当の事吐かないんだったら、力ずくでもどうにかしてやるよ！！」
1人の男の子が胸ぐらを掴むと、周りも胸ぐらを掴んでの殴り合いが始まった…。
「楽しそうだねぇ〜」
雪『！！』
殴り合いが始まった途端、教室の前のドアから高い声が響いた。
前のドアの方を見ると、柊先生がパソコン片手に、
ニヤニヤしながら立っていた…。
柊「俺はここで、高みの見物をしてればいいのか？」
私は無意識に、隣にいる宇佐美さんの袖を掴んだ。
宇「…！！雪？」
雪『えっ？…あっ…、ごめん、なさい…。』
私は宇佐美さんの袖を掴んだ時、お姉ちゃんが隣にいる感覚で掴んでいた。
宇「…ねぇ、雪？怖いなら…」
雪『大丈夫…。なんともないから。』
嘘。本当は、なんともなくなんかない。
これから起こる“嫌な予感”に、身体が怖くて震えている…。
宇佐美さんの袖を掴んだ時に、私は感じた…。
あぁ、本当私って…。
【“お姉ちゃんがいないと、何にも出来ないんだな”】
って……。
いつも私の隣にいて、何かあったら心配してくれる
お姉ちゃんは、教室の端にポツンと1人で立っていた
すると、ガタンっと椅子から立ちあがる音と共に、
嫌な予感が的中した。
甲(?)「だったら、テメェが相手になれ。」
柊「…あぁ…？」
甲(?)「誰が動画いじったか知りたいんだろ？お前が
勝ったら、洗いざらい吐いてやる。…。
但し、俺が勝ったら…“全員を解放しろ。”」
雪『！！』
柊「これまでの戦歴を見ると、お前に勝てる見込みは無さそうだけどなぁ…。」
甲(?)「調子悪ィんだよ…さっきから脂汗出てんぞ…
今のお前ならサルでも勝てる…。」
柊「……いいだろう。」
雪『(えっ…！！;;)』
そう言って柊先生は、着ていた茶色いコートを脱いで教卓に置いた。
甲斐(?)さんは、周りに置いてある机を退かして、
殴り合えるような広い場所を作った…。
すると柊先生と甲斐(?)さんは、殴り合う体制になった…。
雪『(嫌な予感が…当たっ、ちゃった……。;;)』
私は心配になりながら、静かにその場を見つめた…。
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柊&雪(作者)← - 沙月様 胃腸炎辛いっす…でも、頑張って根性で治します！！(滝汗)← (2019年2月12日 19時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - レイ様 いぶゆき…自分で勝手に考えたのに結構いいな…。(←)更新頑張りますー！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - masakataにゃんこ様 はい！！更新頑張ります！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - きてぃー様 更新遅くてすみません…。頑張って話を展開させていくので、楽しみにまってて下さい！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - コ、コメントがこんなに沢山っ！！！ありがとうございます！！！胃腸炎、早く治せるように頑張ります…。(汗) (2019年2月12日 18時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年1月23日 1時
