▼79話▲ ページ35
・
お姉ちゃんの誤解を解こうとすると、柊先生が
光のない目で、皆んなの前でそう言った…。
さ「はぁっ…？」
雪『せん、せ…？』
さっきの楽しそうなご機嫌な雰囲気から、一気に怒っているような、歪んでいるような雰囲気に変わった…。
先生の近くだけ、雰囲気が悪い空気が漂っていた…
柊「…確かに、教師は生徒に恋などしてはいけない…。
…だが、“俺は雪が好きだ。”
だから、こうやって伝えている…。」
雪『へ……、へ…！？！？////;;』
真っ直ぐ私を見つめる先生の視線から、私は目を逸らす事が出来なかった…。
さ「っ…！！！;;」
呆然と立ちすくむ私とお姉ちゃんの前に、宇佐美さんが割って入った。
宇「っ…ぶっきー、アタシ、そういうのはキライじゃないよ…。」
雪『…えっ』
さ「宇佐美、さん…！？;;」
私とお姉ちゃんは驚いて声を失っていると、宇佐美さんは固まっている私を引っ張って、首筋を指した。
宇「確かにこういう風に、真っ正面から伝えるのはキライじゃない。でも！これは！！
流石の私も許せないよ…。」
雪『…！』
柊「…。」
宇佐美さんは私の手を強く握った後、柊先生に向けて、怒りを向けた。
私の手を掴んだ宇佐美さんの手は、小刻みに震えていた…。
宇「ぶっきーがさっき言った通り、好きな人に“好き”
って伝えるのはいいと思うよ？
…でも、だからって…何で雪にこんな事っ！！」
柊「話はそれだけか。」
宇「…っ！！！;;」
宇佐美さんの叫びを無視するように、柊先生は冷たい言葉と光のない目で、そう言い放った…。
柊「…雪。お前、薬は飲んだのか？」
雪『…あっ…。;;』
そういえば、今日の分のお薬飲んでない…。
柊先生は、私がお薬を飲んでないのにいち早くに
気付いた…。
柊「…薬飲まないと、また具合悪くなると大変だからな。
確か薬が入ってるポーチは、準備室だったな。」
雪『((コクコクっ))』
柊「じゃあ、準備室に行くぞ…。」
そう言って私の手首を掴むと、柊先生は私を連れて、準備室に向かおうとした…。
その時、後ろからお姉ちゃんが涙を流しながら、
拳を握ってこう言った…。
さ「っ先生、私…。
“貴方のやった事全てを…、許しません。”」
お姉ちゃんが柊先生を真っ直ぐ見つめてそういうと、柊先生はニヤリと笑った後、私を引っ張って
準備室に連れて行った。
雪『…。(先生…。)』
私は抵抗しても無意味だと察して、抵抗せずにされるがままに連れて行かれた…。
next⇒
次、大事なお知らせがあります…(死んだ目)
皆さん聞いて下さい…(死んだ目)←(結構大事な事)→←▼78話▲
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊&雪(作者)← - 沙月様 胃腸炎辛いっす…でも、頑張って根性で治します！！(滝汗)← (2019年2月12日 19時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - レイ様 いぶゆき…自分で勝手に考えたのに結構いいな…。(←)更新頑張りますー！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - masakataにゃんこ様 はい！！更新頑張ります！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - きてぃー様 更新遅くてすみません…。頑張って話を展開させていくので、楽しみにまってて下さい！！ (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - コ、コメントがこんなに沢山っ！！！ありがとうございます！！！胃腸炎、早く治せるように頑張ります…。(汗) (2019年2月12日 18時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2019年1月23日 1時
