▼75話▲ ページ31
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雪『…?;;』
甲斐(?)さんに胸ぐらを掴まれている手を払いのけて、柊先生は私に近づこうとする。
甲(?)「おい、待てよ!…何するつもりだ…。」
私に近づこうとする柊先生を、必死に止めようとする甲斐(?)さん…。
柊「信じられないんだろ?“俺が雪の事が好き”って…
だったら…、証明するしかないだろ。」
そう言って、甲斐(?)さんを軽く横に突き飛ばすと、
私の前に立ち、垂れ下がっている長い前髪を後ろに
まわした…。
雪『あ、の…先生…。何で前髪…』
私は先を言おうとしたら、先生に優しく抱きしめられた…。
柊「…雪。俺がさっき言った事、“本気”だからな。」
雪『…えっ…。』
柊「…って、この前にも言ったんだけどねぇ…」
すると柊先生は私の頭を撫で続けていると、突然、
先生が私の顎をクイっと持ち上げた。
こういうの、何て言うんだっけ…。あ…、あ…
雪『(あごくい…?)』←(正しくは“顎クイ”です。)
柊「…。」
私がどうでもいい事を考えていると、柊先生は、
私の両頰を両手で優しく包み込んだ…。
雪『…せんしぇい?』
柊「…うん。」
顔を上に持ち上げて、私の顔を見続ける柊先生。
少しすると、優しい笑みを浮かべて、私の頰を撫でた…。
柊「…やっぱり、前髪をどかすと顔がはっきり見える…。」
柊【…雪、愛してるよ…。】
チュッと、私の額から音がした後、柊先生は抱きしめていた手を緩ませて、振り返った…。
柊「…これで分かったろ?“中途半端な恋”じゃなく、
“本気の恋”だって…。」
甲(?)「っっ…!!!;;」
柊先生は甲斐(?)さんと何か会話しているようだったが、私はそんな事気にしていられる状態じゃなかった…。
雪『っ…!?!?////;;』
ずっと私の脳内では、柊先生の甘い言葉が繰り返しリピートされていた…。
雪『(愛、してる…。…あいしてる…。
“愛してる”…っ!?!?”////;;)』
柊「…お。もうこんな時間か…もっと雪と一緒にいたかったのになぁ…。
…あ、あと雪。」
雪『…?』
私は赤い顔を隠しながら、柊先生を横目で見ると、
柊先生が話し始めた…。
柊「茅野と宇佐美が心配してた…。
…早く教室に行ってあげな。」
雪『は、はい…。』
私は下を向きながら、男子トイレから早足で出た…。
でも、この時の私は可笑しかった…。
雪『…っ』
無性に胸がドキドキして、
顔の熱を冷まそうとしても、全く熱が冷めなくて…
身体が急に熱くなって…っ…。
雪『っっ〜〜〜〜!!!!////』
こんな気持ち、ハジメテ…。
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柊&雪(作者)← - 沙月様 胃腸炎辛いっす…でも、頑張って根性で治します!!(滝汗)← (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - レイ様 いぶゆき…自分で勝手に考えたのに結構いいな…。(←)更新頑張りますー!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - masakataにゃんこ様 はい!!更新頑張ります!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - きてぃー様 更新遅くてすみません…。頑張って話を展開させていくので、楽しみにまってて下さい!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - コ、コメントがこんなに沢山っ!!!ありがとうございます!!!胃腸炎、早く治せるように頑張ります…。(汗) (2019年2月12日 18時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年1月23日 1時