▼12話▲カヤノサクラside ページ13
・
さ「雪…！？;;」
先生が美術室に行こうとした瞬間に、雪が椅子から崩れ落ちた。
クラスの皆んなも突然の事で、焦ってその状況を見ている…。
さ「雪！？雪しっかりして！！;;」
床に苦しそうな表情で倒れている雪は、私の寿命を半分くらい削りとられた感覚だった…。
私は雪の体制を変えて、雪の肩を揺さぶり続けた。
さ「雪っ！！！しっかりして！！」(涙)
さ「…っゆき」
すると、横から長い手が伸びてきた。
柊「…。」
先生が雪の額を触り、手を離した後、皆んなの鞄を入れた袋を持って、私に方を向いた。
柊「…茅野、雪を美術室まで運べ。」
さ「…はっ？」
先生が言った突然の発言に、私はポカン顔になった…。
さ「えっ、あの…何でですか？;;」
柊「いいから運べ。」
理由を言わない先生に、私は顔を顰めながら
雪をおんぶして、美術室まで運んだ…。
-美術室-
さ「…運びましたよ。」
柊「ん。ご苦労さん。」
私は空いている椅子に雪を下ろして座らせた…。
さ「…あの、何で雪を美術室まで運ばせたんですか？」
袋を美術準備室に押し込む先生に、私は気を失っている雪を見ながら、先生に質問した…。
柊「…茅野。」
すると先生は振り返って、準備室から出て来た。
柊「突然で悪いが、“夕方の5時まで”、雪の看病をさせてもらう。」
さ「…はぁっ？！;;」
私はこの時初めて、教師に“何言ってんだコイツ”
と言う目で先生を見た…。
さ「な、何言ってるんですか！？雪の看病って…
先生、雪に何するつもりですかっ！！;;」
柊「“何をするつもりですか。”って、普通に看病するだけだけど？」
本人はそんな事を言っているが、“皆さんには人質になってもらいます。”なんて言ってきた人なんか信用出来る筈がない…。
さ「…いい加減にして下さい…。雪は、先生の“遊び道具”じゃないんです。だから…っ。」
この先の言葉が喉につっかえて、言いたくても言えなかった…。
柊「…はぁ…何か誤解をしてるみたいだから言っておくけど、俺はこう言う状態の場合は…、
“絶対に殺らない。”」
柊「俺が看病する理由は、この10日間の授業で、
解答者がもし、雪の風邪に感染したら時間の無駄になるだろ。
だから、俺が雪の看病をするって言ってる。
それだけだ。」
“もう教室に戻れ”と言ってるような態度で、雪を片手にヒョイっと持ち上げ、美術準備室の中に入って行った…。
結局やる事が無くなった私は、雪の事を心配しながら教室に渋々戻った…。
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柊&雪(作者←) - 白桜姫様 ありがとうございます！！(´∀｀*) (2019年1月16日 17時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 面白かったです！^ ^ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 琴様 …。すみません抜けてましたッッ！！！(大汗)←(深夜投稿者の悪い癖←) (2019年1月10日 22時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - 初コメ失礼します。多分なのですが、8話抜けてませんか？ (2019年1月10日 21時) (レス) id: 88fe99195c (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 蘭月様 態々コメントありがとうございます！！頑張って話作りますっ！！(｀・ω・´) (2019年1月7日 23時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年1月7日 17時
