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「望くん、あの、その。
好きです！付き合ってくれませんか。」
部活終わり。美島 海っていうマネージャーに体育館裏に呼び出されて行くと、告白された。
これまでもこういうのは何回かあった。
クラス１の美女やったとしてもどんなに性格が良いと評判の子でも、なんか付き合う気になれへんくて。
「ごめん。でもありがとう。」
「そっか…次の試合、頑張ってな。」
泣きそうになりながら去っていく美島を見ると俺が悪いみたいに思うけど、
中途半端な気持ちで付き合う方が悪いよな。
って考えてたら横から、神ちゃんが来た。
「のんちゃんみっけ！帰ろ〜？？」
いつものように背中ぽんぽんされて肩を組まれた。
「でかいなぁ〜肩組みにくいわっ！
てかまた告白〜？？」
あははって笑いながら言う神ちゃんの目は笑ってない。
やっぱハレーボール続けるかやめへんかで俺の告白どころじゃないんやろな…
神ちゃんが悩んでる原因って恋愛絡みやったりするんかな？？
「まぁ、そんなとこ？？
てか神ちゃんは今、好きな人とかおるん？」
「ん？"おるよ。"」
あれ、なんか胸らへんがキュッて、なった…？
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作者名：まいる | 作成日時：2021年8月7日 23時
