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神ちゃん ページ20
あの試合以降なんにもやる気が起きない、そんな日々が続いた。
退部しますってコーチに伝えたものの、退部届けの紙を貰えてなくてバレーも結局まだゆるく続いてるし。
「はぁっ〜」
学校に行く元気もないけど頑張って登校したそんな朝、スニーカールームで
「そんなでっかいため息ついてたら幸せ逃げますよ」
ニコニコ笑うどこのクラスなんかも分からへん子に声をかけられた。
「君、名前は？」
「神山」
「そっか、俺重岡！
よろしく。神ちゃん！」
やべっ今日日直やって言いながら去っていく重岡くん。
重岡...重岡...あの見覚えのある、笑顔。
あっ、俺の初恋の！！
「はあ〜あ、余計ため息出るよ。」
重岡くんに出会っていなかったら...
「はあーあ。」
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作者名：まいる | 作成日時：2021年8月7日 23時
