近くて遠い場所 ページ47
A「キュヒョン…ど」
キュヒョン「どうして？どうしてヒョンじゃなく俺が来たのかって？ヒョンじゃなくてガッカリした？」
A「そうじゃなくて…っ！」
キュヒョン「そうじゃなくて何？どうして俺がこの場所を知ってるかって？Aのことなら何でも知ってるよ。ヒョンとつき合ってた頃、よくここで会ってたよね。このベンチに座ってさ…」
立ち上がったAの隣に座る。
キュヒョン「ここに来る日のヒョンはいつもご機嫌で、仕事もさっと終わらせて…そんなヒョンが羨ましかった…何度か後をつけたよ…そこの垣根をくぐっちまえば簡単に入って行けるのに、俺には遠過ぎて…垣根の外でヒョンとAが楽しそうに喋ってるのを虚しく聞いてた…」
A「…」
キュヒョン「大切な場所なんだろ？ここは…ヒョンとAにとって…だから俺にはその権利を与えてくれなかった…」
A「違う！違うよ！キュヒョン！そんなんじゃない！」
キュヒョン「違う？何が違う？！もし俺が知らなかったら黙ってるつもりだったろ？！」
A「それは…」
言葉に詰まるA。
キュヒョン「それならそれでいい…Aが言わないのは俺への気遣い、過去の思い出、そう思うことだって出来た…なのに…なんで！ヒョンを呼び出した？！わざわざここに呼び出してヒョンに何を渡そうとしてたんだよ！！」
Aから紙袋を奪うと地面に投げつける。
投げた拍子に紙袋の中から施設員から預かった哺にゅう瓶が地面に転がる。
キュヒョン「…忘れろって言ったじゃん…もうAには関係ないから忘れろって言っただろ！？」
A「待って！キュヒョン！」
とっさにキュヒョンの腕を掴むA。
その掴まれた手を振り解くキュヒョン。
キュヒョン「…もうお前を信じられない…」
A「キュヒョン…？！」
振り向かずに歩きだすキュヒョン。
キュヒョンを追いかけることも出来ずその場に崩れる。
A「いかないで…行かないでよ…キュヒョン！！」
ザ…ザ…
見覚えのある足元。
顔をあげるA。
A「…イェ…ジョンウン…っ！」
イェソン「…」
転がった哺にゅう瓶を拾うと何も言わずAを抱き締める。
ラッキーアイテム
革ベルト
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Bovo(プロフ) - めっちゃ面白いですね！投稿してくださってありがとうございます(●´д`●) (2013年8月20日 22時) (
レス) id: 5a8ae2859e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 初恋・・・どうこうするとかなくても、どうしても忘れられない大切なものですよね^^でも、初恋、実らないと・・・困りますよね？(涙)実る初恋もありますように？(祈) (2013年2月20日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - から元気？な兄さんの純情みたいのも、ｷﾞｭのいたたまれない辛い気持ちも、『私』の戸惑いもそれぞれに、痛くわかる気がします(涙)付き合う、別れた経緯が微妙な三人が身近に関わるのはどうしても難しいことだけど、みんな一番大切なものを見失わないとよいですね〜。 (2013年2月17日 10時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - うぅ(涙)辛いね・・・更新ありがとうございます^^ (2013年2月12日 22時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひかり♪さん» どうかな^_^; 勝手に私が脚色しているだけなので（汗） (2013年2月11日 0時) (レス) id: d094442924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2012年6月16日 1時
