震える携帯 ページ45
「Aさーん！」
病院の保育施設員がAを呼び止める。
施設員「すみません！お渡しするの忘れてて！」
A「これ…」
イェウンの哺にゅう瓶だった。
施設員「施設の備品と一緒に片付けていたみたいですみません！」
A「い、いえ…」
施設員「イェウンちゃん、とってもいい子でしたね！私たち大好きでしたよ？」
A「…」
楽しそうにイェウンの話をする施設員に何も言えないA。
A「どうしよう…これ…」
預かった哺にゅう瓶を持て余すA。
・
・
リョウク「ええ？！何も言われなかったんですか？！」
イェソン「ああ。それがさ！思わぬ孫の登場に喜んじゃって喜んじゃって。やっぱあれだな。親っていうのは孫に弱いんだな。うん。」
ウニョク「だったら最初から家に連れて帰ればよかったじゃないですか！そしたら僕たち叱られずにすんだのに！」
宿舎に残った荷物を取りにきたイェソンが他のメンバーと楽しそうにイェウンの話をするのを見てホッとするキュヒョン。
ソンミン「よかったね。」
キュヒョン「え？」
ソンミン「ヒョンと彼女。もう心配しなくていいでしょ？」
ジアの写真のことも知らないのか、イェソンが実家に戻ったことを喜んでくれるソンミン。
キュヒョン「そうですね(笑)」
そこには触れず素直にその言葉を受ける。
ブーブーブー
マナーモードになってるイェソンの携帯がカウンターの上で震え着信を知らせる。
キュヒョン「ヒョン！携帯…」
着信にAの名前。
驚くキュヒョン。
電話に気がつかないイェソンの様子をみる。
ソンミンもイェソンたちのところに行き、傍には誰もいない。
キュヒョン「…」
そっと手が伸び、通話ボタンを押すと静かに耳にあてる。
ーもしもし…？イェソン？私…今大丈夫？ー
キュヒョン「…」
ーあ、あのね…今から会ってくれないかな…？渡したいものがあるの。あの場所で待ってるから…ー
キュヒョン「…」
ピッ…
リョウク「あれ？キュヒョン！どこ行くの？」
イェソン「野暮なこと聞くんじゃないよ。リョウクくん。」
リョウク「あ！そっか！」
ウニョク「ヒョン、もう平気なの？」
イェソン「当たり前だろ？忘れたよ！ハハハハ」
イェソンが無理して笑っているように見えるソンミン。
ソンミン「神様っていじわる…」
聞こえないような小さな声で呟く。
ラッキーアイテム
革ベルト
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Bovo(プロフ) - めっちゃ面白いですね！投稿してくださってありがとうございます(●´д`●) (2013年8月20日 22時) (
レス) id: 5a8ae2859e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 初恋・・・どうこうするとかなくても、どうしても忘れられない大切なものですよね^^でも、初恋、実らないと・・・困りますよね？(涙)実る初恋もありますように？(祈) (2013年2月20日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - から元気？な兄さんの純情みたいのも、ｷﾞｭのいたたまれない辛い気持ちも、『私』の戸惑いもそれぞれに、痛くわかる気がします(涙)付き合う、別れた経緯が微妙な三人が身近に関わるのはどうしても難しいことだけど、みんな一番大切なものを見失わないとよいですね〜。 (2013年2月17日 10時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - うぅ(涙)辛いね・・・更新ありがとうございます^^ (2013年2月12日 22時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひかり♪さん» どうかな^_^; 勝手に私が脚色しているだけなので（汗） (2013年2月11日 0時) (レス) id: d094442924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2012年6月16日 1時
