記憶の許容範囲 ページ25
イェソン「イェウン、今夜なあ、Aが釜山から戻って来るんだって！」
リビングのソファでイェウンを抱きあげ足をバタバタさせるイェソン。
ソンミン「…ヒョン、嬉しい？」
イェソン「何が？」
ソンミン「元カノさんに会うのが、さ。」
イェソン「そりゃ嬉しいに決ま…コホン。ほ、ほら！これで皆に迷惑かけずに済むじゃん？」
ソンミン「元カノに迷惑かけても？」
イェソン「…」
核心つかれて何も言い返せないイェソン。
イェソン「イェウン、アッパの部屋で遊ぼうか！」
なんとなく、ソンミンと話をすると自分の本心を見透かされそうで、その場から離れようとする。
ソンミン「ねえ、ヒョン！」
イェソン「なんだよ！」
ソンミン「あの人、帰って来てるみたいだよ？」
イェソン「あの人って！」
つい、イラッとした口調で返事をしてしまうイェソン。
ソンミン「ジアさんだよ。ジアさん。」
イェソン「ジア？誰それ？」
ソンミン「何言ってんの？！ヒョンの元カノでしょ？！昔、僕らのメイク担当だった！」
イェソン「え？ジア…ジア…ああ！あの、ジアね！」
ソンミン「…ホントに憶えてる？」
疑いの眼差しを向けるソンミン。
イェソン「お、憶えてるよっ！あ、あれだ！Aの前に付き合ってたヤツだ！」
ソンミン「…ホント、ヒョンってAさん以外記憶にないんだね。」
イェソン「…興味なかったら悪いか？」
ソンミン「開き直った！ヒョンのせいでキュ…！」
キュヒョンと言いかけてやめるソンミン。
ソンミン「別に興味なかったらいいんだけどさっ！ジアさん、トゥギヒョンとつき合ってるらしいから余計なこと言わない方がいいと思っただけ！」
プリプリしながらリビングを出て行くソンミン。
イェソン「なんだよ、あいつ…」
リビングに残ってソファに座り直す。
イェソン「でも…」
イェウンの顔を見つめるイェソン。
イェソン「俺…A以外の女、憶えてねえや…」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 571人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Bovo(プロフ) - めっちゃ面白いですね！投稿してくださってありがとうございます(●´д`●) (2013年8月20日 22時) (
レス) id: 5a8ae2859e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 初恋・・・どうこうするとかなくても、どうしても忘れられない大切なものですよね^^でも、初恋、実らないと・・・困りますよね？(涙)実る初恋もありますように？(祈) (2013年2月20日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - から元気？な兄さんの純情みたいのも、ｷﾞｭのいたたまれない辛い気持ちも、『私』の戸惑いもそれぞれに、痛くわかる気がします(涙)付き合う、別れた経緯が微妙な三人が身近に関わるのはどうしても難しいことだけど、みんな一番大切なものを見失わないとよいですね〜。 (2013年2月17日 10時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - うぅ(涙)辛いね・・・更新ありがとうございます^^ (2013年2月12日 22時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひかり♪さん» どうかな^_^; 勝手に私が脚色しているだけなので（汗） (2013年2月11日 0時) (レス) id: d094442924 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bubu | 作成日時：2012年6月16日 1時
