63*大人の男 ページ16
アルコールまで買い足して
またもやなかなかの量になった買い物袋。
「重いでしょ？私もひとつ持つから！」
そう言ってるのに
「何言ってるの。女の子に荷物を持たせるなんて！」
ユノは頑なに袋を手放さず
一人で全部持ってくれて。
……いや、別にいいんだけど
あなたの可愛い相方は
さっき私にもしっかり荷物持たせてたよ？←
まぁだけど
女の子扱いに慣れてない私的には
そっちの方が気を使わなくて楽なんだけどね。
差し出した手のやり場がなくて
「ごめんね〜」
あははと笑って頭をかくと
「謝ることじゃないから(笑)
もっとAさんは男に甘えなよ(笑)」
男に甘える…か。
そんな女子力高いスキル
とうの昔に手放しちゃったな…
ほんと私ってば可愛げないな…
なんて思いながら
手もちぶたさで
心春のマンションを目指していると
ふと心春のマンション近くの公園の前で
立ち止まったユノ。
「……ねぇ、ちょっと寄っていこうか？話さない？」
「え？」
私の返事も聞かずに
スタスタと公園の中へと足を進めていく。
そしてなんの迷いもなく
座り慣れた様子でひとつのベンチに腰を降ろし
「……ん、」
自分の隣をポンポンと叩いて
私に座るよう促した。
……え、寄り道して大丈夫？
心春の部屋で
腹ペコオオカミが暴れてない？←
ちょっと不安に思ってる私をよそに
「あ、ちょっと待ってて。」
ユノはこの寒く暗い公園で
唯一煌々としている自動販売機の方へと走っていき
「……はい、どっちがいい？」
すぐさま戻ってきたその手には
缶のコーヒーとミルクティーが握られていた。
「……ミルクティーは自分のでしょ？(笑)」
確か前に心春が
"ユノはコーヒーよりミルクティーが好き"
みたいなことを言ってた気がする。(笑)
ありがとうとお礼を言って
缶コーヒーを受けとると
「いや、ポクもちゃんとコーヒー飲めるよ？大人の男だからね？」
そう言いながらも嬉しそうに
プシュッとミルクティーのプルタブを開けた。
手のひらの中に
じんわり温かい缶コーヒー。
ほっとするけど
改まって話って…なに？
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ほし☆いち(プロフ) - キヌキムさん» キヌさまいらっしゃいませー！今年も超マイペースですが更新頑張りまーす(*^^*) (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 2c9ee5d4fb (このIDを非表示/違反報告)
キヌキム(プロフ) - 2019年初の占ツク訪問しましたら、なななんと！更新されてるー！！！ほし☆いちさん、ありがとうございます！そして今年もよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ガンちゃんはいつも通りにガンちゃんですねえ...大好きでっす（泣）これからもら更新楽しみに待っとります！ (2019年1月25日 16時) (レス) id: c3084687be (このIDを非表示/違反報告)
ほし☆いち(プロフ) - alexisさん» aleさまー！こちらこそ化石になりつつある作品にいつも遊びに来てくださって感謝ですー(TT)ガンちゃん共々 今年も宜しくお願いいたしまーす！ (2019年1月13日 8時) (レス) id: 2c9ee5d4fb (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ほし☆いちさん» ほし☆いちさまー今年もよろしくお願いいたします！ガンちゃんことシムくん← ガンバレーほし☆いちさまのシムくん大好きです♪ (2019年1月13日 6時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おひさしぶりです！久々にお邪魔したら更新されてたぁー(о´∀`о) シムがんばれー笑 (2017年7月23日 1時) (レス) id: 5df2f38fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほし☆いち
| 作成日時：2016年6月25日 0時
