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黒尾side




先生「おそらく貧血ね〜、しばらく安静」



連れてきてからベッドに寝かすが一向に起きないA。
保健室の先生は呼び出しがあり、少し頼むねと言い出て行ってしまった。
俺とずっと険しい顔をする山田が遅れるのを担任に伝えてもらうよう夜久にLINEした。

Aのベッドサイドで丸椅子を並べる。




黒「で、なんだったその紙」



美「・・・」




無言で渡されたソレを開く。




黒「・・・なんだよ、これ」



美「わからない、わからないからこそ、ムカつくんだよ」




山田はAを見ながら唇を噛み締める。




美「この子、中学の時に変に恨み買っちゃってほんの少しいじめられてたことあったの。
でも毎回大丈夫だって言って言い出してくれなかった。

迷惑かけたくないからって黙ったままで、、、」



黒「Aだしそう言いかねないの、なんとなくわかる」



美「迷惑、かけてくれていいのに」



黒「・・・頑張り屋もほどほどだな。Aも、お前も。」



美「うっせぇばか、」



黒「ハハッ心配だよなそりゃ、親友倒れちゃ」




顔は怒りながらもぽろぽろと涙を流す山田の背中をさする。
こんだけ心配してくれる親友泣かせるなんて、起きたら説教からだと決めた。

しかしほんと




黒「誰の仕業だろうな」



美「最近、なんか部活であったりしなかった?」



黒「合宿とIHで忙しかっただけだと・・・」



<<「仲良くなれないかなって」>>



<<「響君と話してるとこに赤城さん来たんだよね」>>



黒「・・・そういうことか」



美「なに」



黒「赤城伊月」



美「!!一条の、元カノだっけ、確か噂では


かなりのメンヘラ」



黒「・・・あぁ」



「一条はAが好き」という曖昧な噂は最近よく二人が話すことではっきりとした噂になってしまっていた。
加えてAは自分に対する噂に鈍感。
一条もAと同じで自分の噂に鈍感。
気付かずお互い接してしまっているため恨みを買ってもおかしくない。

それに赤城伊月にはいい噂を聞かない。
一条と付き合ったのも何度も告白し付きまとい、一条が折れたという形だったらしい。
別れた後もずっと好きで部活は常にマネージャーという権力を使い一条の横を死守。



美「とりあえずA起きるの待つしかないよね」



黒「あぁ、念のため赤城には気を付けておくか」



美「そうね、」




俺らは戻ってきた先生に任せ保健室を後にした。

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焼き肉バターコーン(プロフ) - まさん» わぁぁああ!!コメントありがとうございます!!一条君、、私自身も好きです(笑)これからもぜひ楽しんでってください!! (3月22日 20時) (レス) id: 1ec55b564c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 一条くんを応援したくなります、、、😢😢!笑 楽しく読ませていただいてます!応援してます◎ (3月22日 9時) (レス) @page17 id: f9f45a4328 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焼き肉バターコーン | 作成日時:2024年2月6日 17時

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