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メルクリウスを嫌っている。圧倒的に相性が悪い。当然一部に例外はいるのだろうが…。
頭が良くない。つまり賢くないのだが、生まれつきの野生の勘でここまで生きてきた。
戦闘では誰よりも敵に向かってくし先陣を切っていく。人に散々怪我するな生きろとか言う癖に、自分はその対象に入っていない。部隊長と言うだけあって滅茶苦茶に強いのでそうそう怪我をすることはないけれど、自分が怪我をすることにあまり躊躇いはない。味方を守るためにがむしゃらに動き回るその姿を、誰かが自己犠牲だと囁くが、そんなものではない。他者のためでなく、ただただ自分のためだけに守りたいと思っている。それを苦だと思ったことは一切ないし、そもそも当たり前のこととなってしまっているので自己犠牲だ!と言われても首を傾げる。
彼の戦闘時の表情は酷く冷め切っていて、更に恨み憎しみ殺意復讐心のこもった濁った目をしている。普段の騒がしさが嘘のように静か。敵への容赦などかけらもない。それでも学生時代よりはマシになったようで。彼に従者でもあり恋人でもある人間が出来たことがきっかけでもあるのだろう。
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この作品の元となった作品:【アルバの箱庭】隊員名簿【ここに名前】
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