化け物が八十匹。 ページ41
＊
爆豪、切島、瀬呂、一之瀬の四人で組んだ騎馬。
この騎馬戦の結果は二位で、決勝進出を果たす素晴らしい結果で終わった。
突然飛び出す爆豪を、瀬呂がテープで連れ戻し、切島と一之瀬で支える。
騎馬の機動力で言っても、足の速い一之瀬はかなり他の三人の力になっていた。
爆豪は一位になれなかったことに悔しそうな顔をしていたが、それは置いておこう。
他に決勝に進んだチームは、一位の轟チーム、三位の心操チーム、四位の緑谷チーム。
最終種目はこの十六人で行う一対一のガチバトルだ。
そして生徒たちは、それまでの間に一時間の昼休憩を与えられた。
『一時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ！じゃあな！！オイ、イレイザーヘッド飯行こうぜ……！』
『寝る』
『ヒュー！』
プレゼントマイクの誘いを冷たく断った相澤は、一直線に仮眠室へと向かっていく。
だがその途中で、ポケットの中の携帯が震えた。
「……もしもし、どちら様ですか」
『先日の警察の者です。あの女の件で少しよろしいでしょうか？』
「！ええ、もちろん。何かあったんですか？」
『……実は＿＿』
警察の話はこうだった。
昨日まで普通だった女が、今日になって急に暴れだした。
「なんで来ないの？！なんで助けてくれないの？！私のこと必要だって言ってたのに！！絶対取り戻しに来るって言ってたのに！！ああああああぁあああぁあああぁあああ嘘つき！！捨てたのね！裏切ったのね！！許さない！殺してやるぅう！」
どうやらいつまで経っても助けに来ない死柄木たちに痺れを切らし、発狂したらしい。
警察は怒り狂う女を押さえつけ、落ち着くようなるべく優しい言葉をかけた。
すると女は泣き出したのだ。
「うぅうう、うあぁ……もういや、こんなところに居たくない。出してよ、お願いだから。ねぇ……！」
「まず、君が奪った声を返しなさい。話はそれからだよ」
「っわ、かりましたぁ……」
刑務所での生活がよほど堪えたのだろう。
女は驚くほど従順だった。
女は三秒ほど目を瞑ってから、ゆっくり目を開ける。
「返しました。これで出られますか……っ？」
「……そんなわけないだろう。お前はこれから時間をかけて、自分の犯した罪を償わなければいけない」
「そ、そんなぁ！いやだ、もう帰りたい！」
また泣きだした女を他の人間に任せ、その警官は相澤に電話をかけ今に至る、ということだ。
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研磨LOVE - お話も面白く、絵もNAOKIさん……最高すぎます！これからも更新頑張ってください！ (2018年3月17日 8時) (
レス) id: 35f41412ab (このIDを非表示/違反報告)
ホタル(プロフ) - イラストがっ…！！素敵すぎます！！ (2017年12月25日 23時) (レス) id: e79370225b (このIDを非表示/違反報告)
●龍●(プロフ) - 本題ですが、この小説は続編に行きます！話数の関係でお知らせできなかったので、失礼ですがここでさせていただきました！もしまだ付き合っていただけるという方がいらっしゃれば、後もうしばらくお付き合いください！ではまた！ (2017年12月25日 20時) (レス) id: 5b64b63f06 (このIDを非表示/違反報告)
●龍●(プロフ) - 皆様、いつもいつも暖かいコメントを本当にありがとうございます！皆様のコメントのおかげで、ここまで来ることができました！本当にありがとうございます！！そして返信できなくてすみません！ですがきちんと一つ一つ大事に読ませていただいているのでご安心下さい！ (2017年12月25日 20時) (レス) id: 5b64b63f06 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - ふオォォォォォォォォォ！絵うますぎる(真顔) かっちゃんかっこいい！！更新頑張ってください！！応援しております！！ (2017年12月24日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：●龍● | 作成日時：2017年8月6日 17時
