ご飯の話-3- ページ8
.
海「あ！いたいた」
廉「自分絵の具袖に付いてんで」
海「あぁこれ汚れていいやつ〜」
行こっか、と海人に連れられ細い路地を抜けたら飲み屋街
そこにポツンとラーメン屋がある。
覗き込んでみると人がぎゅうぎゅうになっていた
海「俺のおすすめはこれね！」
廉「じゃあそれで」
.
こだわりの強い店主感はなく、少し親近感のある雰囲気で
店の中もどこか故郷を感じるようなやつ
海「そうだ、今度Aちゃん連れてくれば？」
廉「あー.......そうする」
海「ねぇ、ほんっと付き合う気あるの？なんか冷めてない？倦怠期の彼氏みたいなんだけど」
廉「は、はぁ？！そんな例えあるか！！」
.
倦怠期の彼氏、
それは海人がいつも俺に言う言葉
冷めている、訳じゃなく
諦めかけている
言わば崖っぷち恋愛だ。
海「片想い何年目？」
廉「小5か4やから..10年？」
海「何回も思うけどそこまでくればマジきもい」
廉「キモイ言うな」
海「てかめっちゃ一途だよね」
廉「好きになったら一直線ってやつやから」
海「好き好きアピール足りないんじゃない？」
恋愛漫画好きとか、人の恋バナ好きは怖い
なんだか的をえてる気がして
本当に、たまに本当にグサッとくる。
.
廉「ダシ美味...」
海「だっしょ〜！！」
廉「.....今度連れてこ」
海「なんか言った？」
廉「空耳じゃ？？」
.
帰り道は海人にバレないよう周りをしっかり見て
頭に道を焼き付けて帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1014人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
