プライドの話-5- ページ25
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A「...薬ない？」
廉「二日酔い？」
うぅ、と唸りながら家へと入ってきたA
デリカシーもなにもないな、と毎回今頃思ってしまう
A「ノリで飲んじゃってさ..塾のグループにもとりあえず謝罪文送っといた」
廉「まーひどかった」
A「えﾞ、記憶ない！なに！なにした！？」
廉「俺の名前連呼しよったし先生たちに支えられとったし夜の11時に呼び出すし1人じゃ帰られへんってうっさかったらしいわ」
A「.....はぁーもう無理、飲み会行けない」
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とりあえず水と薬を渡して飲ませた。
んー、と頭を抱えている
そこで少し気になった昨日の23の赤丸について質問しようと思った
廉「あんさ、昨日見てしまったというかその」
A「まさか下着？！」
廉「ちゃ、ちゃうわ！！.....カレンダー、23日あんな何重も赤丸つけてたやろ？気になって」
なんだ〜と少し身構えていたのが一気に緩まる
なんだとはなんだ。
こっちは結局、まさかまた飲み会じゃないかとかもしかしたら初の合コンじゃないかとあの後いろいろ考えてしまった。
A「塾の模試の日だよ」
廉「...あ、あぁなんや..よかった...」
A「にしても23日って私に縁あるよね」
廉「..縁？」
A「廉の誕生日でしょ、廉が大阪行った日も23日だったし、それ小さい時にも」
廉「も？」
A「いや、気のせいみたい。間違えた」
そう言って笑った
でもそれは苦笑いというか作り笑いだ
長年居れば分かる、それくらい分かる、なにを隠してなにを考えているのか
このときのAは掴めなかった
A「そう言う廉はなんかないの？」
廉「んー…ないな」
A「特別な日くらい作りなよ〜！」
廉「のちのち？」
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特別な日、そんなもの作りたいに決まってる
だけどそれは初めて想いを伝えた日とかそういうものにしたい
あわよくばカップルがよく使う記念日とか
ここでひとつ決めたことがある。
告白するなら23日にしよう、Aの大切な日を俺の大切な日にもしたい
ってなんだこれ、まだなにも進んでないのに
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A「今日午前中1コマ空くわ」
廉「寝とけば」
A「んー、でもそれってなんか負けた気分にならない？」
廉「二日酔いが黙っとれ」
いつになったら正直に言うこと聞いてるんやろ、
ほんま疲れる
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
