プライドの話-4- ページ24
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夜11時を過ぎたというのに震えた携帯
それはAからだった。
廉「なんやねんこんな時間に」
心臓が飛び出るかと思った。
‘ Aちゃんすごい酔っちゃって、’
‘ 送りたいんだけど廉としか言わなくて ’
男の声でそんな電話がきたらさすがに心臓に悪い。
ハッとすれば声の主は阿部ちゃん先生
塾のみんなで飲み会でもあったのかな、と
飲んでいる店だけ聞いて車に乗った。
みんなの前で吐いたりせんよな
飲みすぎたのをいいことに変なことされてへんよな
不安が頭をよぎる、急いで駐車場に止めて駆け足で向かった。
亮「あ！こっち！」
廉「すんません！」
A「れ〜ん遅い〜..帰ろ〜、れ〜ん」
廉「お前べろんべろんやないか！」
A「ほんなことないよ〜」
廉「呂律回ってないやん..」
とりあえずみなさんに頭を下げてAの肩に腕を回して車まで歩く
妙に阿部ちゃん先生ニヤニヤしてたなぁ、
蒸し暑くなってきた夜に風が涼しく気持ちがいい
夜の風が頬を撫でればAの火照った顔も少しは落ち着くかな
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助席で気持ちよく眠って、わざわざ俺を呼んで
飲み会あるなら言ってくれればよかったのに
お酒も飲める、車も運転できる。
本当に大人になったんだと思い知らされることばかりだ。
廉「ついたで、」
A「ん〜...だっこ」
廉「はぁー…」
いい意味で緊張しないで済む胸のないAをだっこしたところでなにも芽生えない
いやそれは少し嘘かも、
そのまま離したくなければいつでもこんなことしたいし
下心丸出しかよ、思い詰めているともう扉の前だ。
心配だから家までついて行ってベッドに横にさせておこう
さすがに着替えはさせられない。
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廉「.......なんやこれ、」
すーぴーすーぴ眠ったAの部屋
あんまりじっくり見ることがないから初めて見た。
23のところに赤丸で何重もしている。
だれかの誕生日？記念日？
なにかの提出日？設立日？
1月なら俺の誕生日だけれどそうでは無いらしい
なんだろう、疑問なまま
心がモヤモヤしたまま部屋を、家を出た。
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幼なじみだからってなんでも知ってるわけじゃ
なんでも理解してるわけじゃない。
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
