風邪の話-3- ページ18
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A「食欲戻ってるけどまだ熱あるね」
廉「..ん。」
ピピピ、と鳴った体温計は38℃
その数字と俺の顔を交互に見ながらうーんと唸っている。
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A「決めた！今日大学休む」
廉「は？」
A「今日出席確認ないし必修もないし」
廉「いや..」
A「病人は黙って寝なさい！」
はいはい、と背中を押されて無理矢理ベッドに寝かされる。
....どうだろう、ここで少し勝負に出るのは。
‘ じゃあ寝ててね ’
‘ ..1人は嫌や ’
‘ 仕方ないなぁ ’
なんて出来ないよな、キモイと思われそう。
でも海人も言ってたし少しはアタックをしないと
昔も散々アタックしようとしたけどどうも空回りする
だからして来なかった。
俺はゴクッと喉を鳴らした。
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A「洗濯機回すし掃除かけるから音が気になるかもだけど寝ててね」
そう言って部屋を出ようとしたAのその腕を掴んだ。
でろ、言葉。
言葉にしなきゃ何も始まらないとよく聞くだろう
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A「廉......？」
廉「....そばにおってや、」
A「..元気になったらご飯作ってね」
廉「おん」
掴んだ腕はAによって布団のなかに戻される。
俺のまだ少し熱がさらに高くなりそうだ。
こんな近くにこいつの顔があるのはさすがにこたえる
廉「なぁ、近ない？」
A「うぇ？！あ、ごめ..つい」
廉「つい？」
A「綺麗だなって」
昔はさ〜と昔話をしだす。
そのうちウトウトしだした俺はAの楽しそうな顔を見ながらゆっくり眠った。
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A「......そばに、いるよ」
悲しそう？
寂しそう？
愛おしそう？
こんなAの声、聞いたことがない。
でもしっかり寝落ちした瞬間に聞こえた
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
