とぅえんてぃー ページ21
Aside
いよいよ丑三つ時。
きっともう私を探し始めてるんだろうな…
あー、なんか自信無くなってきたな。
そもそも、私1人だけが子という時点で無理なのだ。
逃げ切ることなんて。
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
近くで走る音がした。
その音はこの小屋の目の前で止まる。
そして開く。
A 「ひっ…」
声を出さなければ気づかれなかったかもしれないのに。
山姥切 「ここにいるのか…」
どうやら、来たのは山姥切国広のようだった。
山姥切は私が隠れている藁をどかす。
山姥切 「大丈夫だ。俺は…お前を助けに…」
山姥切は俯きながらそう言った。
A 「……山姥切は…かっこいいんだね。」
山姥切 「なっ……写の俺が…かっこいいわけない…」
そこで。
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタとまた、走る音が聞こえた。
山姥切 「まずいっ……お前はここに隠れてろ!」
山姥切はドアの前に立つ。
すると、三日月がドアを開けたようだった。
三日月 「あぁ…山姥切か。ここにあの女は居なかったか?」
山姥切 「いいや、ここには居なかった。」
私は手を背中の後ろにやった。
すると、壁の間に正方形の穴があった。
三日月 「そうか、じゃぁ中を見せてもらうぞ。」
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作者名:のんのん♪ | 作成日時:2017年5月19日 7時