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(藍沢side)
「嘘だろ…」
やっと彼女と向き合うことができ
約束を、果たすときが
近づいてきたときのことだった
…埋まりかけていたパズルがまた、崩れようとしていた
「脳と、心臓なんて…」
―聞いたことない。
前例のない、症例が今
「よりによってなんでAなの…ｯ」
Aの体を襲っていた
シニアドクターと冴島が部長室に呼び出され
橘先生の言葉に皆衝撃を隠せない
…彼女は、心臓にも爆弾を抱えていた
「…白石が、あの時言ってくれて助かった。発見が遅れていたら大変なことになっていたかもしれない」
「…いえ」
事の発端は冷凍庫事件のときだった
モニターを見ながら血管縫合の指示をフェロー達にして
無事、終了したとき。
脳だけじゃなく
心臓にも痛みがでて倒れたらしい
それを目の当たりにした白石はすぐ検査するよう促してくれたようだったが
『俺からも礼を言う。』
あいつのことだから自分からは絶対行こうとなんてしない
…白石が促してくれて助かった
「…まさか、こんなものが見つかるなんて」
当の本人もまさかと思ったみたいで
事実を告げたときは相当取り乱していたらしい
…そのとき、傍にいてやることができなくて後悔する
俺たちに伝えてくれた橘先生も相当堪えている様子だった
「…大丈夫…なんですよね…ｯなんとかなりますよね…!?」
藤川が橘先生に突っかかるが
誰も止めない
…とめることが、できないんだ
「……今、脳外科の西条と心臓外科の井上が必死で考えてくれている…
藍沢、お前も行って来てくれ」
助ける方法がなければ意味はない
すべての方法を、
考えを模索しながら
…見つけなければならない
「…行って来て、こっちは何とか回せるから」
スタッフリーダーである白石が
「そうだよ…あの子救えるのあんたしかいないんだから！」
緋山が、
「…まだ、話あってませんから…！」
冴島が、
「…こっちは任せろ！」
藤川が、
「……何がなんでも見つけて来い」
橘先生が、
皆、“Aを助けたい”
その想いは一緒だった
『…ｯ行って来ます』
その想いを
簡単に捨てるわけにはいかない
いつもより力強くこぶしを握り締め
会議室へ、向かった―――
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未夢(プロフ) - ひなのさん» すみません。いま編集中です。編集終わり次第公開します (2019年3月5日 9時) (
レス) id: e9fc9db493 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの - 維ーつなぐーの、1、2のパスワード教えていただけないでしょうか。 (2019年3月3日 23時) (レス) id: adaf088366 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 橘先生は救命のリーダーであり、父親のようでもあり、素敵です。未夢先生目線の話も読みたいです。 (2017年10月11日 8時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
なお - コメント失礼します！とっても面白くて続きが気になりました。応援しています！更新頑張ってください！ (2017年10月6日 6時) (レス) id: eef0ffb7e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って！！ (2017年10月6日 6時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2017年9月15日 13時
