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話が終わり救命へ戻って灰谷くんを探す
名取くんから保管庫にいると聞いて保管庫へ向かう
『･･････狭いところにいるね』
「･･･A先生」
灰谷くんは段ボールとの微妙な隙間に体育座りをしてうずくまっていた
「･･････僕のせいなんです」
『それ、何度も聞いた』
ずっと責め続ける彼
‘そういうところ･･･お前にそっくりだな’
先日橘先生に言われたことを思い出し
あのときの自分、こんなんだったんだ〜なんて思う
「うわっ」
ドアが開き、横峰さんと雪村さんの驚く声が響く
『ごめん。驚かせちゃったね』
「いえ･･･」
2人も灰谷くんを見てなんて声をかけたらいいのか分からない様子
「そういえば、雪村さんってどうして看護師になろうと思ったの？」
「･･･は？」
『･･･ふふっ』
棒読みで質問する横峰さんとそれにあきれる雪村さん
･･･いいコンビだ
「･･･早く一人で生きていけるようになりたかったからです
毎日酔っ払いの相手をして娘に当たる母親と
どこで何しているか分からないたまにしか帰ってこない父親
とにかく、ひどい家でした」
『だからこの前あぁ言ってたのか』
以前の彼女の口癖
‘私は一人でもできます’
あの言葉は過去の人生にあったのか
最近は冴島さんがうまくいってくれたみたいで前より話しやすくはなったけど
「･･･なんかマジなやつだね」
「あんただけだよ、お気楽なの」
口の悪さは冴島さん譲りだった
「けどさ、私もあなたも自分の為でしょ？灰谷先生は違う。誰かの為に医者になろうと思ったのは。私が患者だったら、灰谷先生に見てもらいたいな」
「確かに、ドラマ見て医者になったとか言ってる人に見て貰うの私も嫌」
「いいじゃんきっかけは何だって！ですよね？A先生？」
彼女達なりの、励ましだった
うつむいていた灰谷くんの顔が少し上がる
『･･･私は、どんな理由があっても良いと思うよ
ドラマを見て夢を追いかけたり
早く家族から抜け出したいとか
助けて貰ったことがあって医者になろうと思ったり』
誰も皆それぞれ問題を抱えている
だけど
『･･･その想いがあったから夢を追いかけ、夢を叶える事ができた
たとえそれが自分の為でも
誰かの為でも
私は良いと思う』
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未夢(プロフ) - ひなのさん» すみません。いま編集中です。編集終わり次第公開します (2019年3月5日 9時) (
レス) id: e9fc9db493 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの - 維ーつなぐーの、1、2のパスワード教えていただけないでしょうか。 (2019年3月3日 23時) (レス) id: adaf088366 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 橘先生は救命のリーダーであり、父親のようでもあり、素敵です。未夢先生目線の話も読みたいです。 (2017年10月11日 8時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
なお - コメント失礼します！とっても面白くて続きが気になりました。応援しています！更新頑張ってください！ (2017年10月6日 6時) (レス) id: eef0ffb7e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読んでみたいので、更新頑張って！！ (2017年10月6日 6時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2017年9月15日 13時
