チキンバスケッツ ！！ ２

０５３ : 美勇人先輩の好きな人 ページ19

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美勇人「俺の好きな人は




優しくて、可愛くて、まっすぐで…」









やだやだやだ







美勇人先輩が口を開くたびに胸が締め付けられていく。








美勇人「それで、鈍感で




俺の気持ちなんか全く気づいてないの」


A「も、もういいです…」









これ以上聞いてたら、苦しすぎて壊れてしまう







我慢してたはずの涙も気付けば頬を伝っていた









美勇人「ねぇ、








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気付けよ、俺の気持ち」







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A「……へ？」


美勇人「俺の好きな人は、Aだよ」









美勇人先輩の言ってることが理解できなくて





理解しようとしてみるけど、余計に混乱してしまって





とりあえず、美勇人先輩の顔を見つめていると









美勇人「好きだよ、A」








唇に、暖かい感触









A「な、んで…」


美勇人「なんでって(笑)」









やっと、理解できたと思えば





安堵感と嬉しさと他にも言葉にできない感情で涙が止まらなくて









美勇人「ちょ、泣くなって」


A「だって…うぅ…」









泣き止まないわたしをなだめるように





もう一度、やさしいキスが降ってくる









美勇人「俺と、つきあってください」


A「っお願いします…！」





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