チキンバスケッツ ！！

０１１: ふたりだけの秘密 ページ13

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A「トラベリングは、３歩以上…ダブルドリブルは……「Aーっ」


A「あっ、安井先輩こんにちは」









移動教室の廊下を歩いていると、後ろからいつもの元気な声が。









謙太郎「なに、これ？」


A「あ…バスケのルール、ちゃんと覚えなきゃって思って…(笑)」









バスケなんて関わったことすらないわたしは、基本のルールから勉強をしていた。




それを知られたのがなんだか恥ずかしくて、わたしは持っていた自作のバスケノートを隠した。









謙太郎「健気だなぁ…もうほんと可愛い」


A「ちょっ、やめてくださいよ(笑)」









頭を撫でられたかと思えば、髪の毛をくしゃくしゃにされる。









A「あ…このこと、部員にはあんまり言わないでくださいね」


謙太郎「え、なんで？」


A「マネージャーなのにルールも知らないなんて恥ずかしいじゃないですか…





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だから、ふたりだけの秘密です(笑)」





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