미쳐가네 (ページ43)

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＊憧れの人ページ43

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俺には憧れの人がいる。

けど、実際はひじょーーーーーーにポンコツでアホで、なんで俺こんな人のこと尊敬してるんだろ…って思うことがあるけど、結局は憧れで、大好きな人

『うお…温斗おはよーー……、作業室行くん？』

HR『うん、だれ？』

ペットボトル片手に、フード被ってまさにニートみたいな姿のAちゃん。

隈が酷くて、髪の毛も適当に結んであるし、服装もパーカーにスウェット姿のまさにパジャマみたいな服で、
ステージでキラキラ輝く人とは真反対すぎて本人か疑いたくなる

『だれが、隈だらけクソニート女だって？』

HR『ううーん…言うてへんなあ、ていうかおはよー言ったけどいま昼過ぎやで。』

『あ、まじで？朝じゃないん。』

HR『………Aちゃんって事務所の管理下じゃなかったら死んでそうやな、』

『だれがYGのヒモ女だよ』

HR『うん。言うてへん。』

テンポの良い会話を済ませて、Aちゃんの隣を歩いてアサヒのいる作業室に向かう

Aちゃんの作業室と俺らの作業室は横だからよく行き来したりしている。

HR『最近めちゃ忙しそうやんカムバ？』

『そんなとこ〜…そろそろフルアルバム出せって言われたから、マッハで曲作ってる』

HR『ハハ、また全曲自分で？』

『まーー頼れる人には頼るけど、大体は…あとは楽曲提供してくれるって言う人もおるからその人にも頼んでる』

HR『俺そろそろAちゃんのしっとりバラード聞きたいんやけど』

『ゴリッゴリのYGスタイルにしちゃったあ〜』

Aちゃんが作る楽曲は、theYGの曲かアサヒが作るような曲調に似た曲。

めちゃくちゃバラードってやつは何度か聞いた事あるけど、アルバムで出してくれへんから、聞きたい願望がある。

『ウリ温斗がいうなら、候補のバラードアルバム入れちゃおっかな』

HR『うおーーまじーー？たのしみしとくわーー』

『うんうん。てことで、フィーチャリングしてくれる？』

HR『お、おおおおおれ？え？』

『うん温斗』と真顔で言うもんだから、びっくりして声が出ない

Aちゃんの楽曲でのフィーチャリングは今までになくて、初めての相手が俺でいいのか不安になる

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