一緒 ページ9
教科書を片付けて次の教科の用意を机に出してから、大昇くんの元へ向かう。
「ねー大昇くん？」
大「おう、まみ。」
「すっごいゴメンなんだけど、
今日の放課後に勉強誘われちゃって
断れなくて。
自分から言ったけど、
今日無しにしてもらえない？」
大「あー。うん、大丈夫だよ！」
「ありがと。ホントゴメンね。」
大「大丈夫だいじょーぶ！
あ、でもちゃんと勉強してね？
来年コース別れたくないから。」
「大昇くん、コースアップしそうなの？！」
大「いや、わかんないけど、
可能性はあるじゃん？」
「コースアップしたら那須さんとかと一緒になるじゃん！すごい！」
大「だからするかわかんないけど、
するならまみも一緒がいいから
ちゃんと勉強してって話！」
「私は無理な気するww
…でも私も大昇くんと一緒がいいし、
由良とも一緒がいいからがんばる！」
大「うん！ガンバ！
また違うときに勉強誘ってー？
遊びに行くのでも良いし！」
「そうする！また４人で遊びたい！」
「チャイムなったから戻るね」
大「うん、じゃね！」
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
あんまり気にしてなかったし良かったー。
大昇くん気にするような人じゃないけどね？
コースアップっていうのはね。
うちの学校はコースが２つあって、特別進学が頭良いコースで那須さんとかがいるコース。
80人しかいないエリートコース的なやつ。
私たちは総合進学って言って、普通の人たち。
200人くらいいるかな？
成績優秀者は総合進学から特別進学に進級とともに変わるし、その逆もある。
っていう制度。
コースアップってなかなかすごいことだから、それが視野に入ってる大昇くんは違うなーと思った。
てか、大昇くん“私と一緒がいいから”って言ってくれたよね？
わざとらしく強調してくるから違和感あったけど、友達想いのいい子だと感じましたww
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かりん | 作成日時：2019年4月4日 17時
