支え合っていきましょうよ ページ20
Taisho side
あっという間に夏休みがきて、
夏休み最初の土曜日。
今日はオフが被ったから
4人でプールに行く予定。
まみの水着とか考えただけで頭抱えるし、
たくさん人が居るだろうから
まみの水着姿を他の人に見られると思うと
なんとも言い表しにくい感情が生まれる。
まあ、こんなこと言える立場ではないんだけど。
いろいろ考えすぎて
早く準備が終わってしまって
家にいるのも落ち着かなかったから
早く家を出た。
待ち合わせの20分前についてしまって
さすがにいないだろうと
待ち合わせの駅構内のベンチを見渡すと1人、
見慣れた姿が。
大「由良、おはよ」
由「え!大昇おはよ!」
大「くんの早いね?」
由「いや、、まあ、」
大「歯切れの悪い返事だなあ、
あ、いつもは付けないピンとかつけちゃって〜
髪もしっかり巻いちゃって〜
これから濡れるけど?笑笑」
由「う、るさい!!良いでしょ別に!」
大「ダメとは言ってないじゃん!
龍我のためにここまでとは
由良もかわいいとこあんじゃんって思ってさ」
由「え、なにかわいいとか言っちゃってんの。
緊張しすぎて思考回路壊れた?」
大「褒めてやってんのに!
ツンデレちゃんだなあ!」
由「ポジティブか、
どうせまみの水着だ、
きゃあとか思ってんでしょ、お見通し」
大「っ…そ、そんなこと、は、
思って、ない、よ、?」
由「はい図星〜」
大「なに?俺いじめられてる?笑
ひどくね?お互い支え合っていきましょうよ?」
由「それはそのつもりだよ、
なんたって龍我もまみも鈍感すぎるから
1人じゃどうにもならない場面も
多々あるもん笑」
大「うん、それはわかる笑
じゃあよろしくお願いしますね、由良さん」
由「なんかさん付けキモい」
大「え、だから俺いじめ受けてる?」
由「いじめなんてしてませーん!笑」
俺より気合い入ってるかもしれない由良と
くだらない言い合いをしてたら、
龍我とまみも来て電車に乗って
プールまで向かった。
俺も由良くらい張り切って
ちゃんとこの気持ちを
表に出せたらなって思った。
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作者名:かりん | 作成日時:2019年4月4日 17時