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緊張気味の水曜日 ページ18

浮「ねぇ!コンビニいこ!」

「いいね!いこいこ!」


私たちの学校から1分くらい歩いたところに

コンビニがあって、

そこはうちの学校の生徒のおかげで

めちゃめちゃ黒字らしい笑


「あっつい!」

浮「ほんと!!なんで暑いのーーー!」

「なんで暑いのーーーーー!」

浮「なんで暑いのーーーーーーーっ!!
  俺の勝ちーー!」

「なんで暑いのーーーーーーーーーっっっ!!
  ふふっ、これは私の勝ちー」

浮「なにこれ笑」

「だから笑」

浮「叫んだらもっと暑くなっちゃった!」


パタパタする服の隙間から、

彼のたくましい腹筋が見えて、

反射的に目を逸らした。


コンビニに入ると、


「うわっ!涼しいぃぃぃ」

浮「涼しいっっっ!!!」

「声大きすぎたね笑」

浮「静かにしないとね笑」

「なに買う?」

浮「アイスがいーなー!」

「じゃあ、私これにするー」


私が選んだのはPAPIKO!!梨!!


浮「俺はー、、、これにしよ!」


彼が選んだのはPAPIKOのカルピス味。

お会計をして学校まで戻る。


「暑いよ〜」

浮「学校までダッシュ!!」

「え、それはつらい!」

浮「遅いよーー!」

「無理だって、、!」


テニス部の彼に吹部の私が追いつけるわけ無く、

諦めの早い私はちょっと走ってすぐに歩いてしまった。


結構離れてしまったけど、

離れたことに気づいてないのかな?

どんどん離れていく。

ちょっとやる気が戻ってきたから

また走り出してみた。


「待ってよーー!!」

浮「、、、えっ!?」


振り返った君は

予想以上に遠くにいた私に驚いていた。


「ごめん、遅くて、、」

浮「こっちがごめんだよ!
  気づかなかったから!、、待ってるね!」


青春真っ只中の子達みたいに、

あはは、うふふ、って走ることはできなかった



学校に戻って、自分たちの教室で

アイスを食べる。


浮「一口ちょーだい!」

「いいよ!でもさ、一本ずつ交換でいいんじゃない?」

浮「それは、
  カルピスあんまり食べれないからいい」

「そんなカルピス好きなの笑」

浮「おいしいから!ほら、食べて!」


口にグッとカルピスのPAPIKOを近づけられ

しっかり食べました。


「改めておいしいね、これ、王道!」

浮「だよね!やっぱりカルピス!」


彼は私が梨味のを持っていた手に

自分の手を重ねて、

至近距離で味わっていた。

人との距離感が近いから、

当たり前なんだろうけど

慣れていない私は、

また、ドキッとしてしまった。

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作者名:かりん | 作成日時:2019年4月4日 17時

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