キミのこと ページ13
勉強を始めてすぐわからないところを浮所くんに聞いた。
そしたら、悩むことなく丁寧に教えてくれて、この人コース間違ってない?って思ったww
一緒に勉強して、教えてもらって、結構はかどった。
いつの間にか緊張しなくなって、自然体で接することができるようになった。
慣れてくればくるほど浮所くんはうるさくなったけどw
今日だけで浮所くんのイメージめっちゃ変わったなー。
浮「休憩しよっか!」
「そうだね!結構がんばった!」
浮「うん!
1時間半も休まず勉強したの久しぶりww」
「だよねー
部活とかで疲れて勉強しないもんねー」
浮「吹部大変なの?」
「うーん。まぁそうかも?」
浮「わかんないの?ww」
「なんかね、楽しいから忙しくても大変っては思わないみたいな?」
浮「そうなんだー。
菊池って意外とかっこいいね!」
「意外と?!一言余計だけどありがとww」
浮「ふふ
よし!帰ろっか!」
「帰ろー」
もうちょっと勉強したかったなと思いながら片付けをして、帰る準備をする。
図書館を出ると、外は蒸し暑くて気分はだだ下がり。
野球部の声も吹奏楽部の演奏も聞こえない今日は、学校が学校じゃないみたい。
浮「部活オフなのっていつ?」
「毎週水曜日と日曜日だよー」
浮「お!俺、水曜日と金曜日なんだ!」
「水曜かぶってるね!」
浮「ほんとだね。
あの、さ、、、
毎週水曜日に、2人で勉強しない?」
「え?」
浮「嫌?」
「嫌ではないけど、びっくりで…」
浮「なら良かった!
じゃ、来週も図書館で勉強しよ!」
「あ、うん」
勝手にポンポン話が進んでくー
駅まで一緒に歩いて、古典の授業が眠いとか浮所くんのご飯の食べる量がすごいとか、たわいもない会話をした。
思ったより楽しくって、なんでクラスではあんなに怖いんだろーとか思った。
浮「じゃあ、またね!」
「うん!また明日」
浮所くんが電車に乗り込んでドアが閉まるまで、ホームにいる私にずっと手を振ってくれた。
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作者名:かりん | 作成日時:2019年4月4日 17時