ふつうの日 ページ2
1限目の授業がやっと終わった。
ぼーっとしてると由良が話しかけてきた。
由「最近さ、龍我、浮所たちと仲良過ぎじゃない?」
「そう?まあ、うちらのところにいることは減ったかも?」
由「だよねー…まあ、由良には関係無いわ!」
「え?関係ないのー?w気にしてないのー?w」
由「Be quiet!!!」
「Pardon please?ww」
由「まみやだ!ww」
先生が来て、由良は席に戻っていった。
私の席は廊下側の前から4列目。
私の前は龍我くん。
由良は私の隣の隣。
由良はたぶん、私の前の席の彼に恋をしているのだと思う。
大昇くんは窓側の前から3列目。
少し遠いけど、ごはんは一緒に食べるしそんなに気にならない。
でも、大昇くんの前が浮所くんなのは少し大変そうだな、なんて思った。
浮所くんはクラスの中心でチャラい系(?)で少し怖いから。
優しい大昇くんは気を使ってそうで心配。
だけど、大昇くんも明るいし、ま、いっか。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−
いつの間にか2限目が終わり、3限目が始まった。
古典の授業眠すぎ…。
龍我くんも爆睡だよ。
先生こっち見てる!
起こさなきゃだよね?
龍我くんの肩を叩いてみる。
龍「ん?」
まだ寝ぼけていて状況がわかっていない彼に
「授業中だよ。起きて?」
と、ひそひそ声で伝えると
龍「ん?じゅぎょう…?」
と眠そうにのんびり聞いてくる龍我くん。
彼はバド推薦で入学したし、2年生のこの時期だから許されるけど、あまりにものんびり過ぎて笑ってしまった。
2人で目があって
龍「なんで笑ってるの?」
って聞いてくる龍我くん。
今声裏返りましたよね?!
龍我くんも自分で言っておもしろかったのか、ずっと笑ってる。
声を殺して笑うのって大変だねー!ww
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作者名:かりん | 作成日時:2019年4月4日 17時