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「おい、何があった」



「ユーラ!?どうして、私入ってこないでって行ったじゃ」



「質問してるのはこっちだ。いつも早いお前が、どうして今日はベットから出てさえいないんだよ」



「...それは、」



「なにか、ベットから出れない事情でもあんのか?」



そう言いながら、彼は私の布団に手を掛けた。
これ以上、相手にリードされてはいけない。私は必死にその手を止めた。



「だ、ダメ!」



「なんでだよ、今更そういう仲でも無いだろ」



「あっ...!」




いくら子供とは言え、すっかり力の差がついてしまって、私の抵抗も虚しく、布団は剥がされ、私の左足の無残な姿が晒され、ユーリの目は大きく見開いた。



「お前...これ...」



「...だから見ないでって言ったのに。」



「それどころじゃない!びょ、病院行かなきゃ…!」



「病院へは行かない。」



「え...?」



余程ショックだったのだろう。彼の虚勢の仮面は剥がれ、すっかりパニック状態に陥っていた。



「だって、この怪我治すためにたくさんお金がかかるでしょ?それくらい、馬鹿な私でもわかるよ」



「そんなこと言ってる場合じゃ...や、ヤコフに相談しよう!きっと助けてくれる!」




「ヤコフは私の恩人なの。これ以上迷惑はかけたくないなぁ」




「じゃ、じゃあミラでもいい!とりあえず、俺たちより年上の人呼ばないと...!」




「ユーラ」



「ありがとね、必死になってくれて。別に、死ぬわけでもないし、勝手に治るよ。」




彼の優しさに、思わず語尾が震えた。泣きそうなのが、バレてしまっただろうか。



「そ、そんなわけないだろ...これがそう簡単に治らないって、俺でもわかるよ」



「大丈夫、わたし、強いの知ってるでしょ?」



そう言って微笑んだ私を見たユーリは、一瞬にして涙を零し始めた。こんなユーリを見たのは久しぶりで、どうしたらいいかわからなかった。

そんな時、電話が鳴った。

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設定タグ:ユーリ!!!onICE , ユーリ・プリセツキー , YOI   
作品ジャンル:恋愛
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます!ぜひとも応援させてください!いまのままでも充分いい話です(><)レーヴェちゃんもユリオも最高です!!最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます!!もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…! (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました!早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2016年12月29日 10時

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