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彼が言っていた「怪我」とは、私がジュニア時代の練習でしたものだろう。




ジュニア時代から、何故か上手に友達を作れなかった私は、リンクメイトによく嫌がらせをされていた。



きっと、年上の子を抜かして大会で優勝していたり、女の子に人気のユーリと一緒にいたからだろう。



その日も、1人残って練習していた。音楽をかけたり集中してしまうと、周りのことに気を配れない、よく言えば集中力があるところが仇になったのだろう。嫌がらせをしてくる女の子たちがすぐそこまで来ていることに気が付かなかったのだ。




トリプルアクセルを飛ぼうとした時だった。踏み切るために左足に体重を乗せた時、もうすぐそこまで迫ってきていたリーダー格の女の子に突き飛ばされた。



足首と膝を捻り、膝に至ってはそのまま氷に強く打ち付けられた。



「痛っ...!」



「ふふっ、無様ね。ユーリと一緒にいてちょっと上手って言われたからって調子に乗ってんじゃないわよ」



「そんなこと...ない...!」



「何とでもいいなさい。これで貴女は暫くまともなスケートも出来ない...誰かにチクったりしたら、わかってるわよね?」



「うっ...なんで...」



その女の子達は高笑いしながら、その場を後にした。




その後は、痛すぎてまともに立てなかったが、手すりにしがみつき、やっとの事でスケートリンクを後にした。

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設定タグ:ユーリ!!!onICE , ユーリ・プリセツキー , YOI   
作品ジャンル:恋愛
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます!ぜひとも応援させてください!いまのままでも充分いい話です(><)レーヴェちゃんもユリオも最高です!!最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます!!もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…! (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました!早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2016年12月29日 10時

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