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リリアとヤコフと合流して、すぐにストレッチとアップを始める。
私は、この瞬間が一番緊張する。少しでも体の温め具合が悪かったら、ジャンプやステップの完成度が全然違ってしまう。
少し心臓が動く速さを速めたので、イヤホンをつけて集中し始めると、背中に尋常じゃない重さが加わった。
___この重さは、よく知ってる重さ。
「...なぁに、ユーラ」
「あ?」
あ?じゃないよ。全く、こっちの気も知らないで。
取り敢えず後ろを向いてユーリを引き剥がすといやらしい笑顔をしていたので少し赤くなってしまった顔を隠しながら反論させてもらうことにした。
「私、集中してるんだけど。」
「首輪ちゃんとついてるか確認しに来ただけ。...よし、当分消えないな」
「ちょっと!あんまり触らないで!折角隠したんだから!」
「いーだろ、見せつければ」
「いみわかんない」
「ちょっ、おい!」
こっちの想いも知らないでそんなこと。言わないで。
そう伝わるよう視線を一瞬だけ送り、すぐにヤコフとリリアとリンクに向かった。
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます!ぜひとも応援させてください!いまのままでも充分いい話です(><)レーヴェちゃんもユリオも最高です!!最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます!!もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…! (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました!早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずき。 | 作成日時:2016年12月29日 10時