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ある日の話。
「はぁ!?SPの曲を変える!?」
「うん。ストロゲーでもいいんだけど、やっぱり自分で決めたいかなって」
やはり、当然のように怒られた。
アサイン発表後、自分でも驚くくらいストロゲーがわからなくなってしまった。
自分にとってのユーリ、では、ユーリにとっての自分は?
この答えが出なくて、練習も手につかなかった。
自分と同い年で、今まで同じこともやってきたのに伸び続けるユーリと、大人の魅力を惜しみなく生かして美しくなっていくミラ。
そんな2人を見て、自分だけ何も進んでいないと、泣く日もあった。
そして決意して、ヤコフに相談してみたのだ。
「やっぱり、だめ、かな...?」
「...曲はもう決めてるのか」
「うん。シェヘラザード。」
「...その曲は、世界最高記録を出した選手が使用した曲だ。」
「うん。知ってる。」
「中途半端な演技をしたら、いや、そうでなくても比べられる...それでもいいのか?」
「それだからやるんだよ。」
「は?」
「私はその人を超える。比べられようが何だっていい。自分の演技で、その人の持つ記録を、演技を超える。」
「...わかった。血反吐が出るのを覚悟しとけよ。」
「ありがとう、ヤコフ!」
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます!ぜひとも応援させてください!いまのままでも充分いい話です(><)レーヴェちゃんもユリオも最高です!!最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます!!もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…! (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました!早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずき。 | 作成日時:2016年12月29日 10時