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「なぁ、レーヴェ」
「ん?どうした?」
「今日、じいちゃん来て、ないよな」
「あ...」
しまった。さっきのことばっかり考えていてすっかり失念していた。
勇利の次に滑るユーリと私達はリンクサイドで待機しているのだが、そこから観客席を見渡してもユーリのじいちゃんの姿は見当たらない。
いきなり心配になってきたので、ユーリを見上げると、
「そんな心配そうな顔すんな。俺はじいちゃんがいなくてもお前がいれば滑れる」
「...っ!」
まだわたしのことを揶揄う余裕があるのだろう、心配は必要なさそうだった。
彼は私の頭をポンポンとリズムよく撫で、リリアの手助けによって天使が羽化するかのようにジャージを脱いだ。
いつの間にか勇利の演技も終わり、ユーリの出番が来た。
ユーリは本当に美しくなった。私がいたら霞んでしまうのではないかという程に。
他の人もユーリの変化に気付いたのか、ヴィクトルと勇利も目を輝かせていた。
___彼は本当に綺麗だ。女の私も嫉妬してしまうほどに。
リリアとヤコフから1歩離れたところから、ユーリを見つめる。
私とユーリの、ロシア大会が始まる。
「ん?どうした?」
「今日、じいちゃん来て、ないよな」
「あ...」
しまった。さっきのことばっかり考えていてすっかり失念していた。
勇利の次に滑るユーリと私達はリンクサイドで待機しているのだが、そこから観客席を見渡してもユーリのじいちゃんの姿は見当たらない。
いきなり心配になってきたので、ユーリを見上げると、
「そんな心配そうな顔すんな。俺はじいちゃんがいなくてもお前がいれば滑れる」
「...っ!」
まだわたしのことを揶揄う余裕があるのだろう、心配は必要なさそうだった。
彼は私の頭をポンポンとリズムよく撫で、リリアの手助けによって天使が羽化するかのようにジャージを脱いだ。
いつの間にか勇利の演技も終わり、ユーリの出番が来た。
ユーリは本当に美しくなった。私がいたら霞んでしまうのではないかという程に。
他の人もユーリの変化に気付いたのか、ヴィクトルと勇利も目を輝かせていた。
___彼は本当に綺麗だ。女の私も嫉妬してしまうほどに。
リリアとヤコフから1歩離れたところから、ユーリを見つめる。
私とユーリの、ロシア大会が始まる。
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます!ぜひとも応援させてください!いまのままでも充分いい話です(><)レーヴェちゃんもユリオも最高です!!最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます!!もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…! (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました!早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずき。 | 作成日時:2016年12月29日 10時