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あれからロシアに帰国した私とユーリは、最高のシニアデビューにするために協力してくれる人がいるというので、バレエのレッスン場に向かった。
...なんでバレエのレッスン場？
私はユーリと比べるとバレエの基礎も身につけてきたが、まだまだだ。もしかして、バレエ練習をするのだろうか。
この扉を開ければ、私たちを変える人がいる。緊張で手の震えが止まらない。
その様子を見かねたユーリが、そっと扉を開けてくれた。(ちょっとびっくりしたけど)
｢あ、ユーリとレーヴェ来た｣
｢遅かったわね｣
｢元ボリショイ・バレエ、プリンシパルの、リリア・バラノフスカヤ...？｣
そこにいたのは、バレエ界では知らない人はいないであろう、元ボリショイ・バレエ、プリンシパルのリリア・バラノフスカヤと、ヤコフ、ミラだった。
まさか、彼女が協力者...？
｢はぁ？誰だこのおばさ...ぐぇっ｣
｢虫歯はないわね｣
ユーリがおばさんと言おうとした時、手を口の中に突っ込まれ、虫歯チェックが行われた。
...もしかして、この流れは、私も...？
｢さて、貴女は...｣
｢...え？｣
あれ、予想した痛みが来ないぞ...？
強く瞑っていた目をそっと開けると、リリアがこちらを真剣な目で見据えていた。
＿＿＿今、私を見定めてるんだ。
気づいた私は、その視線に負けないように視線を返した。
｢いいでしょう。あなた達は、プリンシパル、いえ、プリマになりなさい。魂を売ってでも勝ちたいのなら。｣
｢ぷ、プリマァ？レーヴェならともかく、ユーリも？｣
リリアは私とユーリを真剣に見据える。
＿＿＿そんなの、もう答えは決まってる。
｢売ったぐらいで勝てんなら、この体ごといくらでもあんたにくれてやるよ｣
｢私、もう負けたくありません。そのためなら、なんだってできます。｣
｢今すぐ帰って、荷物をまとめてきなさい。私とヤコフとあなた達の4人で、住み込みで練習します｣
( リリア、わしは )
( 勘違いしないで。あなたと戻るつもりはありません。)
( ( え、そーゆー関係？ ) )
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます！ぜひとも応援させてください！いまのままでも充分いい話です(＞＜)レーヴェちゃんもユリオも最高です！！最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (
レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます！！もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…！ (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました！早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています！ (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき。 | 作成日時：2016年12月29日 10時
