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いつから、なぜこうなってしまったのだろう。俺には見当もつかないけど、あるとすれば、それは、
優子と、出会った日。
あの日から、レーヴェはおかしくなった。
なにより、二人の時は(今は普段も呼ぶけど)ユーラと呼んでいたのに、ユーリとよぶようになったし、最近なんて、名前すら呼んでくれなくなった。話しかけてももらえない、話しかけようとすると避けられる。避けた先にはヴィクトル。
なんて負の連鎖なんだ。
優子とのトレーニングを終え、アイスキャッスルはせつに向かう。
ヴィクトルとカツ丼は先にいると思ったけど、そこにいたのは
ストロゲーを踊りながら、涙を流すレーヴェだった。
思わず扉の影に隠れて、息を呑んだ。あんなに美しく涙を流す奴を、俺は初めて見た。
優子は事務室に用があるらしい。スケートリンクの入口で別れ、俺はそのまま、レーヴェの演技を見ていた。
最後のポーズは、まるで愛しい人に愛を強請るようで。
本当に、綺麗だと思った。そして、その先にいるのは俺であってほしいと、思った。
俺は、レーヴェが好きなんだ。
そこからは早かった。とりあえず、無駄に空いてしまったこの距離を縮めようと思った。
扉の影から出ようとした時だった。彼女は、こちらの存在に気付いたのだろう、大慌てで音楽を止め、リンクから去っていこうとした。
呆気に取られていた俺は、漸く頭を働かせると、やっとの事でレーヴェの細い腕を掴んだ。
｢なに、はなして｣
｢いやだ｣
｢なんで、私この後用事があるから｣
｢それじゃあ今日はヴィクトルに教わらないんだな｣
｢...｣
｢最近、俺のこと避けてるだろ。なんで｣
｢貴方には関係ないでしょ！？｣
｢！！｣
レーヴェがこんなに大きい声を出して怒るのを見たのは、初めてだった。
唖然としている俺の腕をさっさと振り払い、レーヴェは外に出て行った。
レーヴェが、俺を拒絶した。
その事実が俺の心を包み込み、もう何も考えられなかった。
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倉狩莉緒菜(プロフ) - あずき。さん» お返事ありがとうございます！ぜひとも応援させてください！いまのままでも充分いい話です(＞＜)レーヴェちゃんもユリオも最高です！！最近インフルやノロが流行っておりますので、お気をつけて更新してください(^^) (2017年1月6日 21時) (
レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
あずき。(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» コメントありがとうございます！！もっともっといい話になるように頑張りますので、これからもレーヴェとユーリを応援してやってください…！ (2017年1月6日 21時) (レス) id: bf0240cbf6 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - はじめから読んでいてとても続きが気になりました！早く続きが読みたいです(^^)更新頑張って下さい、応援しています！ (2017年1月5日 23時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき。 | 作成日時：2016年12月29日 10時
