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絶許。 ページ8

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「おや?」

「おやおや?」

「おやおやおや?」

「おやおやおやおや」


月島は私がいるのに軽く目を見開いてから顔を顰めた。
傷つくな。


聞きたいことがあるんですが、と月島が先輩たちに相談しているのを横で聞く。

部活を何でそんな必死にやんの?ということらしい。


徹とかは鼻で笑いそう。

五色は多分何故か怒り出す。


影山に聞いたら文章の意味すら理解できなさそうだ。


『?……バレーが好きだから?』


あ〜言いそう。今度聞いてみよう。




「ハイ質問答えたからブロック跳んでね」

「ハイハイ急いで」


連行される月島を同情(笑)の目で見送り、練習の様子を眺める。


記録お願いね!と黒尾さんにいっそ清々しいくらいの笑顔で言われ、ガチトーンでは?と言ってしまった。

このために呼ばれたのかと、今気づいても遅すぎる。


唯一の良心赤葦さんには無視して帰っていいよと言われたが、流石に先輩の言うことを無視することはできず、大人しく端に座る。


とりあえず黒尾さんは及川徹と同じゴミ箱に逆戻り。

おやさしく月島くんにブロックのいろはを教えているようだがもう一生信じない。

レシーブは見るけど。



今日の収穫はそれくらいかな。



相変わらず西谷兄妹の言語が理解できないので明日当たり勇気出して夜久さんに頼るしかない。

指導者にありつく。→←兄の栄光。



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作者名:にはろ | 作成日時:2020年6月20日 10時

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